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限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光
【第8回】 2015年4月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

「日本のマザー・テレサ」が明かす
“いのちのうつしかえ”が起こる「食」とは?

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6400以上の「いいね!」がつき、大反響を呼んだ本連載第1回記事「『日本のマザー・テレサ』がおむすび秘話を初公開!」
「日本のマザー・テレサ」こと『森のイスキア』主宰・佐藤初女氏(93)のところへは、女優・大竹しのぶさんや、総理大臣夫人・安倍昭恵さんなど数多くの有名人が「おむすび」を学びにくる。
また、全国から自殺寸前の人がやってきて、初女さんの「食」をもてなされると活力を得て帰っていく。まさに「ふるさと」のような地が青森・岩木山麓にある『森のイスキア』なのだ。
そんな初女さんが93歳の集大成書籍『限りなく透明に凜として生きる―「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光―』を発刊。4月17日開催の1200名講演会チケットも早くも完売したとか。
「食」を通じて初女さんは何を訴えかけたいのだろうか?(構成・池田純子)

食材そのものが「いのち」


佐藤初女(さとう・はつめ)1921年青森県生まれ。1992年、岩木山麓に『森のイスキア』を開く。病気や苦しみなど、様々な悩みを抱える人々の心に耳を傾け、「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれる。1995年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が全世界で紹介され、国内外でも精力的に講演会を行う。アメリカ国際ソロプチミスト協会賞 国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞。2013年11月の「世界の平和を祈る祭典 in 日本平」でキリスト教代表で登壇。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王と初対面。その際、おむすびをふるまう。『おむすびの祈り』『朝一番のおいしいにおい』など著書多数。(撮影:岸圭子)

 『森のイスキア』には、さまざまな問題を抱えた人が訪れますが、よく伺ってみると、食が問題になっていることが多いんです。

 食事をきちんと食べていない、あるいは食べてもつまむ程度にしか食べていない。

 食というのは、わたしたちの生活に欠くことができないものです。

食事があってこそ、いのちが生かされているわけですから、とても大事なものです。だから、わたしは食材そのものがいのちだと思っています。

 野菜や魚は、どうしたらおいしく食べられるのか、その場その場で素材を生かすようにつくった料理はおいしくなりますから、料理をするときは食材を生かすように努めております。「食材をいのち」としてとらえるか、「物」としてとらえるかで、できた味がまったく変わってきますから。

 悩みで胸が詰まっている人も、食事がおいしいと感じると、胸のつかえがとれて、次々と話し始め、別人のようになって元気になって帰っていかれますから、おいしい食事を食べるというのは大きなことなのですね。

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佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

1921年青森県生まれ。
青森技芸学院(現・青森明の星中学・高等学校)卒業。
小学校教員を経て、1979年より弘前染色工房を主宰。
老人ホームの後援会や弘前カトリック教会での奉仕活動を母体に、1983年、自宅を開放して『弘前イスキア』を開設。
1992年には岩木山麓に『森のイスキア』を開く。
助けを求めるすべての人を無条件に受け入れ、食事と生活をともにする。
病気や苦しみなど、様々な悩みを抱える人々の心に耳を傾け、「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれる。
1995年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が全世界で紹介され、
シンガポール、ベルギーほか国内外でも精力的に講演会を行う。
日本各地で「おむすび講習会」を開くとすぐ満員になる盛況ぶり。
アメリカ国際ソロプチミスト協会賞 国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞。
2013年11月の「世界の平和を祈る祭典 in 日本平」でキリスト教代表で登壇。
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王と初対面。その際、おむすびをふるまう。
『おむすびの祈り』『いのちの森の台所』(以上、集英社)、『朝一番のおいしいにおい』(女子パウロ会)、『愛蔵版 初女さんのお料理』(主婦の友社)、『「いのち」を養う食』(講談社)など著書多数。


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93歳の「日本のマザー・テレサ」がこの20年ずっと温め、最も伝えたかったテーマが「限りなく透明に凜として生きる」。雪深い岩木山麓にある『森のイスキア』の窓外に美しく光る葉は一枚一枚が透明だ。ひと粒、ひと声、ひと手間をていねいに。“今を生きる”と幸福の種が芽吹く。揺れる心をおだやかに整える気づき。年初来続く事件の数々……今こそ「限りなく透明な生き方」を分かち合う必要があるのでは?

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