素敵な話し方ができる人になりたい、美しい敬語を使いたいと思ったら、まず「わたくし」から始めてみよう。それだけで、最初の一歩が踏み出せるはずだ。

 余談だが、筆者は連載や単行本などの文章では一人称は「僕」を使っている。そのほうが親しみやすいという声を読者の方から数多くいただいたからだ。もちろん、かしこまった場では、必ず「わたくし」を使うようにしている。

(続く)