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新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

日テレ上重聡アナ、浪速のエリカ様らに共通する“勘違い”(上)

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第111回】 2015年4月11日
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 突然ですが、心理テストです。

 激しい嵐の中、あなたは車を運転していました。とある停留所の前を通りかかったとき、バスを待つ三人の男女を見つけました。ひとりは病気のお婆さんで、薬が必要なのですが、嵐のためタクシーが来てくれないので、隣町の病院までバスで行くことにしました。でも、そのバスが嵐で遅れ、難渋しているのです。

 バスを待っている二人めは、あなたの親友でした。そのむかし、あなたはこの親友に命を救ってもらったことがあります。命の恩人なのです。三人めは、こんな人を恋人にしたいと思うような理想の女性(男性)でした。ものすごい美人(ハンサム)なのです。

 この三人が、嵐で遅れているバスを待っています。できれば皆を乗せてあげたいのですが、残念ながらあなたの車は二人乗りです。さて、誰を乗せてやればいいでしょう。病気のお婆さんか、親友か、恋人にしたいような理想の女性(男性)か――?

 という心理テストが私の大好きな映画のワンシーンで出てくるのですが、その映画のタイトルは何でしょう?

 というようなことを言っているとどっちがクイズかわからなくなるので本題に入りますが、春というのは陽気がいいからか、珍事というか、面白い事件、ハプニングが続出します。

 ということで、浪花のアジャ・コングこと上西小百合(維新の党を除名)議員とそのチンピラ……、もとい、強面秘書がやらかしてくれた。政治家のくせにマイクを向けると「事務所を通してください」などと芸能人気取り。ばかなのこの人? ばかなんだろうね。

 で、議員が議員なら秘書も秘書で、思わず「あんたどこの組の人?」と訊きたくなるような立ち居振る舞い。なんだオラァと巻き舌でインタビュアーを威嚇する醜態が全国に放送された。こいつもばかなんだろうね。

 議員と呼ぶのも憚られるが、浪花のアジャ・コングこと上西小百合議員が何をしでかしたかというと、ご存じない方はいないとは思うが、まずは先月十二日、体調が悪いと言って医師から診断書を書いてもらったのに、その夜、ショーパブや居酒屋を三軒もハシゴした。ちなみに、その診断書を書いたのが一緒にハシゴした自民党の赤枝恒雄議員です(この医者は「あなたは病気ですから薬を飲んで早く寝なさいね」とは言わず、患者にハシゴをさせた。ヤブなの?)。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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