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1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

大正時代から続く、元祖「牛乳割り」の店 高木(西巣鴨)

浜田信郎
【第16回】 2008年5月23日
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 西巣鴨にある「高木」にやってきました。入口の横幅いっぱいに「やきとん」と大書された横長いのれんをくぐって店内に入ると、大きなコの字カウンターと、壁際に4人掛けのテーブル席が数卓。昭和5年生まれの二代目店主が、三代目となる息子さんや、アルバイトの店員さんたちと切り盛りします。

 この店に来て、まず注文したいのが焼酎の牛乳割り。「牛乳割りをください」と言えば通じるのですが、実際にはそういう単品のメニューがあるわけではなくて、グラス1杯の焼酎のストレート(250円)と、瓶入りの牛乳(170円)、そして空のグラスがひとつ、セットで出されます。この空のグラスに焼酎と牛乳を入れて、自分の好きな濃さに割るのです。

 今でこそ、焼酎の牛乳割りという飲み方も比較的ポピュラーになっていますが、この店では50年も前からこの飲み方をしていたというのですから、驚きです。

 つまみの名物は豚煮込み(430円)。カウンター上に置かれた刻み玉ねぎを好きなだけかけていただきます。

 今日、座ったのはカウンターのちょうど焼き台前の位置。目の前では三代目が、やきとんを焼いています。

 「うちは初代から私まで、三代続けて、だれも酒が飲めないので、ずっとお客さんに言われるとおりやってきました。牛乳割りもお客さんに言われて出し始めたんです」と話してくれる三代目。

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浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


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