個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2015年4月15日公開(2016年5月26日更新)
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個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!

ザイ・オンライン編集部

日経平均株価が15年ぶりに2万円に到達しても、
デイトレーダーは相場に過熱感を感じていない!
大型株から新興銘柄に波及すれば熱狂相場に!?日経平均株価2万円を凄腕個人投資家はどう見ているのか?(4)

 「おぉー! ホントに日経平均株価が2万円かぁ。まさか自分が生きているうちに見れるとは……」

 4月10日に日経平均株価が2万円を記録した瞬間の感想を、このように教えてくれたのは大阪の個人投資家「むらやん」さんだ。

 「むらやん」さんは従来の「個人投資家」のイメージを覆す、親しみやすくて明るいキャラクターで有名で、毎年、日本全国から凄腕の専業トレーダーから初心者の兼業投資家まで、さまざまな個人投資家が集まる大規模なオフ会を主催することでも知られている。しかし、実は本人も過去10年間のトレードで約2億円を稼ぎ出しているという凄腕投資家の一人。

 そんな「むらやん」さんは、日経平均株価が2万円を記録した株式市場の現状をどう捉えているのか?

現状は大型株だけが上昇してきた展開で過熱感はない。
この動きが新興銘柄に波及してきてからが本当の熱狂相場!

 「2012年の政権交代と、その後の大規模な金融緩和でスルスルと株価が上がっていったので、ホントに前例のアメリカのような値動きをするんだなと。『スゴイ!』の一言です」

 実際に毎日株式市場と向き合っていても、今の状況が「バブル」だとは感じていないようだ。

「日経平均株価が15年ぶりに2万円になっても、無理して上げてきているような過熱感はあまりないので、『こんなに過熱感がないままに、2万円になるんだなぁ』と感じています。まだまだ相場が熱狂的になっているような雰囲気はないですね」

 特に、今回の株価上昇では大型株の上昇が目立っており、個人投資家に人気の中小型株や新興市場の銘柄に関しては、日経平均株価ほど上昇していないのが特徴的だ。

「確かに、日経平均株価に寄与度の高い大型の銘柄が目立ってあげてきているので、これが今後、ほかの銘柄に波及するようなことになれば、本格的な熱狂相場になって、僕たちのようなデイトレーダーにとっては面白い相場になりそうだなと思っていますが……」

 しかし、4月10日に日経平均株価は一時2万円を記録したものの、その後は1万9900円前後でもみ合っており、膠着状態になっている。はたして今後、日経平均株価はどのような値動きになるのだろうか?

「ここまで一貫して上げ続けてきたので、日経平均株価には2万円を中心に、上下1000円くらいの値幅、1万9000~2万1000円くらいでウロウロしてもらって、年末あたりに高値で終わってもらえたらうれしいですね。日本より早く大規模な金融緩和を行った米国のNYダウと似たような値動きをするんじゃないかと思っています」

 米国のFRB(連邦準備制度理事会)は2008年11月から「QE1」「QE2」「QE3」と三段階の金融緩和を行ってきており、その間、NYダウは7000ドルから1万8000ドルまで、約2.5倍に上昇している。

米国NYダウのチャート(月足、10年)SBI証券HPより


「まだ日本の株式市場に過熱感はあまり感じない」という「むらやん」さんだが、日経平均株価も2012年11月の8600円前後から2万円まで、すでに約2.35倍も上昇していることも考えると安易に今後も上昇が続くとは考えていない、ということかも。

 日経平均株価に大きな影響を与える為替に関しても、4月13日には浜田宏一内閣官房参与が「購買力平価からすると120円はかなり円安。105円くらいが妥当」という趣旨の発言を行っており、米ドル/円レートは1米ドル=120.8円から119.6円まで円高が進んだことからも、このまま素直に「円安」「株高」が続くと安易に考えることはできないだろう。

 しかし、「日経平均株価が15年ぶりに2万円台に!」というニュースを見れば、「株式投資を始めないと!」と考える初心者が増えてくるのも事実。

 前述のように、多くの個人投資家と交流があり、成功した投資家も失敗した投資家も数多く見てきた「むらやん」さんから、株式投資初心者へのアドバイスは?

「株価が無限に上がり続けることはさすがにないので、利益確定でも損失確定でも、事前にきちんと着地点を決めてトレードすることが大事だと思いますね」

 日経平均株価が2万円を記録したからといって、今後も上がり続けるという保証はなく、急いで投資を始める必要はない。まずは、今回紹介した「テスタ」さん「Tyun」さん「ますぷろ」さん、そして「むらやん」さんたちのツイッターやブログを参考にしながら、凄腕投資家たちの考え方を学ぶことから始めてはどうだろうか。


むらやんさん
(Twitter:@ cadillac600、blog: http://cadillac600.blog14.fc2.com/)

 投資歴10年の36歳。大勢の投資家が集まるオフ会を主催するなど、従来の個人投資家のイメージを覆すキャラクターで人気の凄腕投資家。初心者でも参加しやすい大規模なオフ会はブログやツイッターで告知されるのでチェックしておこう。
 ちなみに、むらやんさんが利用している証券会社は「カブドットコム証券」「松井証券」「マネックス証券」。


【日経平均株価2万円を凄腕個人投資家はどう見ているのか?】
第1弾はこちら⇒日経平均株価2万円は単なる心理的節目にすぎない!? 初心者は凄腕投資家でも難しい相場ということとわずか2年半で2倍になったということを忘れずに!
第2弾はこちら⇒日経平均株価はあっさり2万1000~2万2000円も!? 値下がり銘柄も多く、新興銘柄も冴えない今の相場は短期資金の行き場を見極めるのが重要!
第3弾はこちら⇒「日経平均2万円」はこの個人投資家のおかげ!? 首相や日銀総裁より直接的に「2万円」に貢献した投資家が勝てる要因は「順張り」と「謙虚さ」!
 

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