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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

自らの得意とする仕事の仕方を知りそれを向上させる

上田惇生
【第123回】 2009年3月5日
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プロフェッショナルの条件
ダイヤモンド社刊
1890円(税込)

 「いかなる仕事の仕方を得意とするかは、強みと同じように重要である。実際には強みよりも重要かもしれない」(『プロフェッショナルの条件』)

 驚くほど多くの人たちが、仕事にはいろいろな仕方があることを知らず、そのため得意でない仕方で仕事をし、当然成果は上がらないという結果に陥っているとドラッカーは言う。

 生まれつきか育ちかは別として、個性は仕事に就くよりもはるか前に形成される。仕事の仕方もまた、強みと同じように与件である。修正はできても、変更はできない。人は強みを発揮できる仕事で成果を上げるように、得意な仕方で仕事の成果を上げる。

 仕事の仕方について初めに知っておくべきは、まず読む人間か聞く人間かである。

 人と組んだほうがよいか、一人のほうがよいかも知らなければならない。組んだほうがよいのであれば、どのように組んだとき、よい仕事ができるかを知らなければならない。リーダー役か補佐役かもある。

 さらには、緊張や不安があったほうが仕事ができるか、安定した安心な環境のほうが仕事ができるかも知らなければならない。

 大きな組織で歯車として働いたほうが仕事ができるか、小さな組織のほうが仕事ができるかという問題もある。

 「今さら自らを変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。自らの得意とする仕事の仕方を向上させていくべきである」(『プロフェッショナルの条件』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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