株式レポート
6月8日 17時17分
バックナンバー 著者・コラム紹介
マネックス証券

米国の消費関連指標に注目 - 世界経済のトレンド丸解り!今週の注目レポート

 「部長、おはようございます!」
「槙原君、おはよう。今週のポイントは?」

 「米国では小売売上高やミシガン大消費者信頼感など、重要な消費関連統計が発表されますヨ。」
「アメリカは消費大国だからな、中国人を見習って爆買いしてもらわないとね。」
「ルミも爆買い、爆食で日本経済に貢献したいので、ボーナス弾んで下さい!」
「それには『爆働』してもらわないと。なあ、中国出身のロニー」
「ワタシは爆チとパクチーが好きデス」
「それは私もそうだが、、、バクチではなく、投資といい給え!」

詳細は以下をご覧ください。

今週の注目レポート・重要ニュース

【1.米国】

先週の米国株式市場はダウ平均が週間で161 ドル安となるなど、主要3 指数が揃って続落しました。週前半は堅調に推移しましたが、米国やドイツの長期金利が大きく上昇したこと、また雇用統計の結果が市場予想を上回り利上げの早期化が意識されたことから週後半にかけて売られました。ダウ平均は5 月7 日以来約1 ヶ月ぶりに節目の1 万8000 ドルを割り込みました。

1-1.ISM 製造業景況感指数

6 月1 日に発表された5 月のISM 製造業景況感指数は、52.8 と前月の51.5 から改善し、市場予想を上回りました。昨年12 月から今年3 月まで4 ヵ月連続で悪化した後、4 月は横ばいでしたが5 月分でようやく改善に転じた格好となりました。指数のヘッドラインを構成する内訳を見ても好内容で、「新規受注」・「生産」・「在庫」・「雇用」・「入荷遅延」のうち5 月は「生産」を除く4 項目が揃って前月から改善、中でも「新規受注」が53.5→55.8 と2.3 ポイント、「雇用」が48.3→51.7 で3.4 ポイントと前月から大きな改善を見せました。

1-2.ISM 非製造業景況感指数

3日に発表された5 月のISM 非製造業指数は55.7 と前月から2.1 ポイント悪化し、市場予想も下回りました。冬場に製造業の景況感が大きく悪化する中でも、非製造業の景況感は高水準を保ってきましたが、製造業がようやく改善に転じたタイミングで非製造業が悪化となりました。指数の内訳を見ても、ヘッドラインを構成する「新規受注」「入荷遅延」「雇用」「業況」の4 項目がいずれも悪化しています。

1-3.米国雇用統計

5 日に発表された5 月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月差28 万人増と市場予想の22.6万人増を上回って前月から伸びが加速しました。4 月分は22.3 万人増から22.1 万人増へ小幅に下方修正、3 月分は8.5 万人増から11.9 万人増に上方修正されました。労働参加率は62.9%と前月から0.1 ポイント改善しました。職探しを再開したことにより失業者にカウントされるようになった人が増加したことにより、失業率は前月の5.4%から5.5%に0.1 ポイント悪化しました。平均時給は前年同月比2.3%の上昇と2009 年11 月以来の高い伸びを記録しました。米国労働市場の回復加速を印象づける内容で、利上げが早ければ9 月にも行なわれるのではないかとの観測を強める結果となりました。

1-4.小売売上高

11 日に5 月の小売売上高が発表されます。市場予想では変動の大きい自動車・ガソリンを除く売上高は前月比+0.5%増と堅調な伸びを示すと予想されています。小売売上高は1 月・2 月と悪天候の影響等から2 ヵ月連続で前月比マイナスと冬場に落ち込みを見せましたが、足下では底打ちの兆しが見られます。5 月分が市場予想程度かそれを上回れば米経済の落ち込みは一時的であり、今後力強さを取り戻すという期待が高まりそうです。

1-5.ミシガン大学消費者信頼感指数

5 日に発表された5 月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月差28 万人増と市場予想の22.6万人増を上回って前月から伸びが加速しました。4 月分は22.3 万人増から22.1 万人増へ小幅に下方修正、3 月分は8.5 万人増から11.9 万人増に上方修正されました。労働参加率は62.9%と前月から0.1 ポイント改善しました。職探しを再開したことにより失業者にカウントされるようになった人が増加したことにより、失業率は前月の5.4%から5.5%に0.1 ポイント悪化しました。平均時給は前年同月比2.3%の上昇と2009 年11 月以来の高い伸びを記録しました。米国労働市場の回復加速を印象づける内容で、利上げが早ければ9 月にも行なわれるのではないかとの観測を強める結果となりました。

【2.欧州】

先週の欧州株式市場は、ドイツのDAX 指数が週間で2%近く下落するなど前週から続落しました。米国やドイツの長期金利が大きく上昇したことや、ギリシャの債務問題で国際債権団が最後通告となる合意文書の起草を開始したと報じられたことで、改めてギリシャ問題への懸念が高まったことで株は売られました。ユーロ/ドルは週前半に発表された消費者物価指数が市場予想比上振れたことを受けユーロ圏のデフレ長期化リスクが後退、ドイツの長期金利上昇と共にユーロは上昇傾向となりました。さらにECB のドラギ総裁が金利上昇やユーロ高を放置する発言をしたことでドイツの長期金利上昇が加速し、ユーロは一時1.138 ドルまで上昇しました。ただし5 日に発表された米国雇用統計が市場予想を上回りドルが買われたことを受け、ユーロは一時1.1050 ドルまで反落しました。

2-1.ECB理事会

ドラギ総裁は理事会後の会見で、「市場はボラティリティ上昇局面に慣れるべき」「ボラティリティ に応じて金融政策スタンスを変更する予定はない」などの発言を行い、足下の金利上昇やユーロ高を 是正する方針がないことを示しました。

【3.日本】

先週の日本株式市場は日経平均が週間で102 円安と4 週ぶりに反落しました。6月1日まで続いた日経平均12 連騰の記録が途絶え利益確定売りが出やすいセンチメントだったところに、欧米の株安が重なり売り優勢となりました。日経平均は5 営業日とも株価の騰落幅が2 桁以下と小動きとなっています。ドル/円は前週のドル高基調が続き2 日に一時125 円台をつけました。その後はドルの利食い売りが出やすかったことなどから124 円台前半を中心とした横ばい傾向が続きました。もっとも、5 日に発表された米国雇用統計が市場予想を上回ったことでドル買いが進み、ドル/円は再び125 円を突破し一時125 円86 銭の高値をつけました。

3-1.四半期実質国内総生産(GDP、改定値)

8日に発表された1-3月期の実質国内総生産は前期比年率換算で3.9%増と市場予想の2.8%増を大きく上回りました。

【4.中国】

先週の中国株式市場は上海総合指数が週間で411 ポイント高と上昇し、2008年1月以来約7 年半ぶりに5,000 ポイントの節目を回復しました。4日には一部の証券会社が小型株の信用取引を停止するなどの処置を発表したことを受け、指数が一時前日比5%超の大幅下落となる局面もありましたが徐々に落ち着きを取り戻し、結局プラスに転じて引けました。

グローバル・マクロ・ビュー(世界経済の基本観)

  1. 日本(前回から変更なし)
    日銀は2%のインフレ目標達成時期を16年度前半へ後ずれさせつつも、景気やインフレに関する強気姿勢を維持しており、目先の追加緩和を示唆していません。本邦1-3 月期のGDP 成長率の上方修正や、最近の円安や株高の進行も、日銀の追加緩和の必要性を後退させています。
  2. 米国(前回からやや上方修正)
    ここ2 週間で新築住宅着工や耐久財受注など、ようやく春以降の立ち直りを示す指標がみられてきているほか、先週金曜の雇用統計も予想を上回る雇用創出ペースと平均時給上昇率となったことから、9月利上げ開始期待が高まっています。但し、引き続き利上げ開始時期を巡っては今後の経済指標発表を受けて織り込みの調整が続きそうです。
  3. 欧州(前回からの変更なし)
    6月末には現行の金融支援の枠組みの期限が到来します。それまでの動向には注意を払う必要がありそうです。ECBは国債を中心とする資産購入を当初の予定通り2016年9月まで継続、必要であれば購入を継続する姿勢を強調していますが、今のところ金利の急騰やユーロ高に対する強い懸念は示されていません。インフレ率もプラスに転じてきており、デフレ長期化懸念が後退しています。
  4. 新興国(景気減速感が強まり、追加緩和期待が強まる)
    5月PMIは、製造業が小幅改善の一方、非製造業が小幅悪化など、中国としては低調な成長モメンタムが続いているようです。今週発表の貿易統計、CPI やその他主要経済指標が注目されます。

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

12月号10月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株で資産倍増計画![2018年版]】
1億円に早く近づく厳選56銘柄を公開
億超え投資家資産倍増の極意
・今後1年の日経平均の高値&安値を大予測
プロが提言! 2018年に日本株を買うべき理由! 
・変化の追い風を先読み! 新デフレ&新興国株
・好業績&割安! 上方修正期待株&成長割安株
・第4次産業革命! 独自技術を持つ部品株
新iPhone上がる株 25
利回りが大幅アップ!「長期優遇あり」の優待株
・今買うべき新興国株投資信託ベスト25
ネット証券のサービスを徹底比較! 
・怖いのは死亡・入院だけじゃない!
「働けない」を 助ける保険! 
iDeCo個人型確定拠出年金老後貧乏脱出!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング