株式レポート
6月9日 8時18分
マネックス証券

米国市場は欧州株安や利上げが意識され下落 日本市場は円高もあり続落か - 市況概況

NYダウ: 17766.55  ▼82.91 (6/8)
NASDAQ: 5021.63  ▼46.83 (6/8)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場はギリシャ債務問題の不透明感を背景にした欧州株安や、引き続き年内の利上げが意識され下落しました。買い材料に乏しいなかでずるずると下げ幅を広げたダウ平均は午後に90ドル安近くまで売られると一旦切り返す場面もみられましたが、取引終盤で再び値を下げ結局82ドル安の17,766ドルと3日続落で取引を終えました。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は46ポイント安の5,021ポイントと反落しました。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうち電気通信サービスを除く9業種が下げました。なかでも情報技術が1%を超える下落となっています。

  3. 個別銘柄動向

    投資判断の引き下げを受けてユナイテッド航空(UAL)が大幅安となったほか、2-4月期の売上高が前年同期比25%減収と大きく落ち込んだ百貨店のシアーズ・ホールディングス(SHLD)も大きく売られました。また、5月の米国の既存店販売が前年同月比2.2%減となったマクドナルド(MCD)が軟調で、アップル(AAPL)は音楽の定額配信サービス「アップル・ミュージック」を始めると発表したものの下げています。一方で身売りを含めた経営戦略の選択肢を検討しているとの報道を受けて半導体メーカーのアトメル(ATML)が買われ、目標株価の引き上げを好感し電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)も上げています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国株安に加え、ドル円も124円台と円高に振れていることから本日の日本市場は続落でのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均は下げ幅を広げる場面もありそうですが、先週末のように切り返すような展開となるかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】ユーロ/円の上昇バイアス
<ポイント>

◆昨日は、Obama大統領のドル高懸念発言報道(のち否定)がきっかけとなってドルが反落し、先週金曜の米雇用統計前の水準に逆戻りした。ドル/円も125円台半ばから一時124.30円へ急落した。

◆ユーロは、ドイツ鉱工業生産の予想比上振れやECB高官の金利上昇容認発言を受けて、ドイツ利回りと共に上昇した。

◆本日は材料が少ない中、昨日のドル安は根拠薄弱であることからドル押し目買いが入り易く、ドル/円は125円回復に向かいそうだ。他方、ユーロは、ドイツ10年債利回りからくる上昇圧力がかかっており、特に対円で続伸バイアスがある。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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