ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

「佳子さまを慰安婦に」暴言韓国人記者の“品性”

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第117回】 2015年6月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 すでにご存じの方も多いだろうが、今回は韓国の「困ったちゃん」を紹介する。

 困ったちゃんというよりは、デューク東郷に大枚払って一仕事してもらいたいような人物なのだけれど、この困ったちゃん、本当に困ったちゃんなのだ。何をしでかしたかと言うと、こともあろうに、自身の連載コラムでこんなことを書き連ねたのである。

 〈もし機会が来れば、我々も日本皇室の佳子姫を慰安婦に送るしかない〉

 佳子内親王といえば、今春、国際基督教大学にご入学されたばかり。タンクトップでのキャンパスライフが報じられたり、その服装をめぐって母・紀子さまと口論なされたなんて報道もあった。今月三日には宮中晩餐会に初めてご出席なされたこともあり、公私にわたり注目の的だ。

 韓国の困ったちゃんが書いたコラムは、嫌韓な人たちは無論のこと、皇室を愛する人たちをも激怒させた。っつーか、このコラムを読んだ日本人は、おそらく中央区築地に本社を置く新聞社を除いて、誰もが不快な思いをしたはずだ。

 このとんでもコラムが掲載されたのは先月十五日、『デイリージャーナル』という韓国のネットメディアだった。執筆者はチョン・ジェハクという人物だが、コラムのタイトルは『イルカ曰く、二〇二〇年の東京オリンピックはない!』というもので、今年四月、茨城県鉾田市の海岸に一五六頭のイルカが打ち上げられたのは日本で起きる「大地震」を予兆しており、その地震で日本は沈没しオリンピックは開催されないだろう――、という話が、何故か先刻の巫山戯んなこの野郎ケツの穴から手えツッコんで奥歯ガタガタ揺らしたろうかコラ的な一文に飛躍するのである。

 〈もうじき日本は国家を構成できないほど、小さくばらばらに分裂するだろう〉

 小松左京先生もそんな小説を書いたから日本沈没は言わせておくとして、何故か、どーいうわけか、コラムはいきなりこんな展開になる。

 〈従軍慰安婦という人類歴史上、例を見ない非道を犯した日本は、彼女たちのことを「戦時売春婦」と表現する。だが、これが単純に安倍首相の口から出たのではなく、日本人全員の考えだと理解するしかない。日本が過去の歴史に対する反省を十分に行なったのでこれ以上の謝罪は必要ないと考える日本人が過半数を超えているためだ〉

 慰安婦問題に触れたかと思ったら、チョン氏の視点は捕鯨問題にスライドする。

 〈日本人はおおっぴらに鯨を補食する人種だ。笑わせるが、全世界の人たちが反対している捕鯨食を彼らは「海洋研究」と主張する。まるで「従軍慰安婦」を「戦時売春婦」と表現するのと同じ理屈だ〉

 そして、佳子内親王を慰安婦にとの暴言に繋がり、次の段落で結ばれている。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

「新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く」

⇒バックナンバー一覧