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中谷彰宏の人生道場

上司のことでグチを、こぼさない。

~ なぜあのリーダーに人はついていくのか No.001 ~

中谷彰宏 [作家]
【第27回】 2008年6月10日
著者・コラム紹介バックナンバー

『中谷彰宏の人生道場』テーマ第4弾は「リーダーシップ」です。ひとくちに「リーダー」と言っても、部下に好かれるリーダー、そうでないリーダーなど様々なタイプがいます。その違いはいったいどこにあるのでしょう。これから紹介するのは、「部下がなかなかついてきてくれないリーダー」「部下をリーダーに育てたいリーダー」「リーダーの勉強を今のうちからしておきたい部下」のために書いた言葉です。これらの言葉を活かし、「この人にほめられたい」と部下から言ってもらえるリーダーを目指してください。


上司のことでグチを、こぼさない。

 リーダーの上にもリーダーがいます。この関係性が面白いです。

 みんながついていこうと思うリーダーは、その上のリーダーのグチをこぼさない人です。中間管理職は「うちの役員は何もわかっちゃいない」「うちの社長は何もわかっちゃいない」と言いがちです。

 これは自分の言いわけです。「みんなの気持ちはよくわかっているけど、上が頭がかたくて」と言うのです。この瞬間に、部下は「この人はリーダーではない」と判断します。

 犬と同じで、部下は本当のリーダーを一生懸命探しています。リーダーに引っ張ってもらうのが一番安心で、一番強いチームができるからです。

 リーダーのいないチームは、最も弱いのです。

 リーダーのいないバラバラの100匹のライオンよりも、1匹のライオンが100匹の羊を連れているチームのほうがはるかに強いのです。

 これがチームや組織で戦う強さです。

 100匹の羊は、1匹のライオンがまとめないと、ただの100匹の羊です。100匹のライオンには勝てません。

 ところが、1匹のライオンに率いられた100匹の羊がバラバラの100匹のライオンに勝つのです。

 自分の上司の悪口を言うリーダーには、誰もついていきません。「上が頭がかたくてさ」とこぼした瞬間に、「この人はリーダーじゃない。リーダーは誰なんだろう。困ったな」と思います。

 リーダーとして認めないということではありません。「この人はリーダーでなかった」と思って、新しいリーダーを探し始めるのです。


【人がついていくリーダーになるために その1】 上の悪口を、やめよう。

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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