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週刊ダイヤモンド編集長インタビュー

東芝社長 佐々木則夫
「なんでも手がけるのは無理。得意で強いところだけやる“複合”電機でいく」

週刊ダイヤモンド編集部
【第3回】 2009年9月16日
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ささき・のりお/1949年6月1日生まれ。東京都出身。72年3月早稲田大学理工学部機械工学科卒業、4月東芝入社。2003年4月原子力事業部長、05年6月執行役常務電力・社会システム社副社長、06年4月同電力・社会システム社社長、07年6月執行役専務社会インフラ事業グループ分担、08年6月取締役代表執行役副社長、09年6月代表取締役代表執行役社長就任。趣味はマウンテンバイクとロードレーサーを駆ること。

──業績不振真っただ中での社長交代でしたね。どんな気持ちで引き受けたのですか。

佐々木 正式に言われたのが、3月3日でした。ただ、昨年の12月に西田から「交代するとしたら、次はおまえだ」と言われてましたから、それなりの覚悟と準備はできていました。

 6月に実施した5000億円増資によって、自己資本比率は13%台まで回復しました。今年度末には20%に戻し、2009~11年度の中期経営計画の期中に25%にもっていきたい。われわれのような事業体では、30%ぐらいが適当かと思っています。そこを目指して、事業の選択と集中、重点投資を進めます。

──となると、当面は設備投資を抑制せざるをえません。

佐々木 直近の過去3年と比べるとやむをえません。ただし中計期間の3ヵ年で1兆1000億円投資する計画です。これは売上高比5%で、まあまあの水準だと思う。一方で、投資額は収益や景気などいろいろな要素の“関数”なので、1兆1000億円が絶対の上限でもありません。

──東芝が抱える事業には、半導体を含む「電子デバイス」、薄型テレビやパソコンなどの「デジタルプロダクツ」、原発など「社会インフラ」、白物家電を中心とした「家庭電器」の4分野があります。このうち短期で稼ぐ半導体と、足が長い社会インフラの2つの分野に軸足を置く経営は、今後も変わりませんか。

佐々木 変わりません。いつかは構造転換をやらねばならないでしょうが、半導体も社会インフラもまだまだ寿命のある事業ですから。

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