株式レポート
6月18日 7時55分
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マネックス証券

米国市場はFOMCを受けて小幅続伸 日本市場は小幅に下げてのスタートか - 市況概況

NYダウ: 17935.74  △31.26 (6/17)
NASDAQ: 5064.88  △9.33 (6/17)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は、FOMC(連邦公開市場委員会)メンバーの2015年末時点の政策金利見通しの中央値は前回3月分と変わらなかったものの、2016年末時点の見通しの中央値が下方修正されたことから利上げペースが緩やかなものになるとの見方から小幅に続伸しました。上昇して始まったダウ平均は午後のFOMCの結果発表を控え様子見が強まりマイナスに転じると、FOMCの結果発表直後には60ドル安強まで売られる場面もありました。しかし、直ぐに切り返すと再びプラスに転じ90ドル高余りまで買われましたが、買い一巡後に上値が伸び悩むと引けにかけて上げ幅を縮め結局ダウ平均は31ドル高の17,935ドルで取引を終えました。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も9ポイント高の5,064ポイントとなっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうちエネルギーと金融を除く8業種が上げました。そのなかでも公益事業が1%近い上昇となっています。

  3. 個別銘柄動向

    数年にわたり中国事業に100億ドルを投資すると発表したネットワーク機器のシスコシステムズ(CSCO)が収益拡大期待から買われ、ロシアの航空会社から74億ドル相当分の貨物機を受注したと発表したボーイング(BA)も堅調でした。また、同業のカイセラ・バイオファーマシューティカルズ(KYTH)を約21億ドルで買収すると発表した製薬のアラガン(AGN)も高く、カイセラ・バイオファーマシューティカルズは買収価格にさや寄せする格好で急伸しました。さらに旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)も高級ホテルのマリオット・インターナショナル(MAR)との提携拡大が好感され急伸しています。一方で3-5月期の最終損益が8億9500万ドルの赤字だった物流大手のフェデックス(FDX)が売られ、取引終了後に発表した決算が大幅減益となったオラクル(ORCL)が時間外で大きく下げています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

米国株やドル円など外部環境に大きな変化がないなか本日の日本市場はCMEの日経平均先物の終値を意識して小幅に下げてのスタートが予想されます。ユーロ圏財務相会合や日銀の金融政策決定会合の結果発表など重要なイベントを控え様子見となりやすいなかで明確な方向感がみられるかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】黒田発言のボディブロー
<ポイント>

◆昨日は、米FOMCでFF金利予測やGDP予測が下方修正されたことから、年内に利上げが開始されるとの見方は変わらないものの将来の利上げペースがより緩慢なものになるとの見方が強まり、米2年債利回りの低下と共にドルが総じて下落した。

◆ドル/円は、欧州時間からFOMCを控えて米中長期債利回りが上昇したことからFOMC前に一時124.45円の高値を付けたが、その後のFOMCのハト派化を受けて123.21円へ大幅反落し、結局東京時間の水準に逆戻りした。

◆ポンドは、英4月週間平均賃金が+2.7%と上方修正された前月および市場予想を上回ったことから上昇、更にFOMC後のドル安を受けて、対ドルで1.2%の上昇、対円でも193円から一時195円乗せへ上昇した。

◆本日はスイス中銀金融政策決定、英小売売上高、ECBによる資金供給オペ(テルトロ)、ユーロ圏財務相会合および米コアCPIが予定されている。

◆ドル/円は「黒田シーリング」である124円台半ばを上抜けできず上値の重さが意識されやすい中で、米コアCPIが市場予想を下回ると123円割れを窺う展開となりそうだ。

◆ユーロはギリシャ支援問題を巡る財務相会合で進展がないとユーロ安要因だが、来週への先送りはサプライズではなく反応は限定的かもしれない。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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