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企業の事業継続計画でカギを握るのは
「システム復旧」のスピード

――大岩憲三 アクロニス・ジャパン代表取締役

2015年7月1日
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アクロニス・ジャパン
大岩憲三 代表取締役

 日本では、とくに東日本大震災以降、事業継続計画(BCP)の観点からバックアップの注目度が増している。認識の高まりもあって、データのバックアップ、ストレージ市場は拡大している。

 アクロニスは、PCやサーバーなどのシステムバックアップと復旧用のソフトを開発・販売するIT企業。2003年の創業以来、バックアップ一筋のユニークな専業ベンダーだ。

 日本法人アクロニス・ジャパンの大岩憲三代表取締役は、「東日本大震災は、企業の活動に“想定外”のことが実際に起きることを、はっきりと示しました。そして、非常事態に的確に対応するためには、平常時における準備がいかに大事かということを経営者に突きつけたのです。バックアップ専業である当社のソリューションが注目されているのは、そういう背景もあります」

データを戻すだけでは
業務は再開できない

 単にデータのコピーをディスクやテープなどの媒体に保存したり、遠隔地にあるデータセンターと同期を取る“フィジカル”なバックアップ手法でも、万一の際にはデータを失わずにすむだろう。だが、大岩氏は「問題は保存より、データの復旧の方にあります」と言う。

 こういうことだ。大災害などでシステムがすべて失われた時、業務アプリケーションのデータはバックアップしてあったので消えなかったとする。だがシステムを元の使える状態に戻すためには、アプリケーションを再インストールした後でデータを入れ、さまざまな設定情報を記憶を頼りに入れ直さなければいけない。この設定作業が大ごとなのだ。

 「業務アプリケーションでは、部署ごと、さらに個人個人の使う側で細かな設定をしているのが一般的です。単にデータを復活させただけでは、仕事に戻ることはできません。この設定情報まで丸ごとバックアップし、ボタン1つで自動復旧できるのが、当社の『システムバックアップ』の特徴です。事業の継続性は、復旧のスピードがカギを握っています」(大岩氏)

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