しかし、その後、資本主義が破綻に至るほどの利潤率低下は実際には1度も起きていません。1870年代の英国や1990年代の日本など、一定期間に傾向的利潤率低下は見られますが、資本主義そのものは崩壊していない。

 資本主義は、危機のたびにマルクスの方策を取り入れて乗り越えてきたのではないかな。これが民主主義と資本主義の強さだと思います。