株式レポート
7月2日 17時11分
マネックス証券

日経平均ギリシャ問題の好転期待から大幅上昇 今夜は米国雇用統計に注目 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が193円高の2万522円と3日続伸しました。TOPIXやJPX日経400もそれぞれ上昇しましたが、新興市場のマザーズ指数は小幅に下落しました。昨日ギリシャのチプラス首相が債権団の主張について一部を除いて受け入れる意向があると報じられたことで、欧米株が大幅高になるとともに円安が進んだことを受け、日経平均は236円高の2万565円と大きく上昇して寄り付きました。日経平均は寄り付き後も上げ幅を広げ、10時前に一時2万600円台を回復しましたが、そこが本日の高値となってその後は上げ幅を縮小しました。前場を235円高と寄り付きとほぼ同水準で終えた日経平均は後場に入るとやや上げ幅を縮めました。今夜に米国雇用統計の発表を控えていることや上海総合指数が4%程度下落したこともあってか、日経平均は大引けにかけてさらに上げ幅を縮めて引けました。業種別には医薬品や建設業など27業種が上昇、食料品や証券商品先物など6業種が下落しました。

  2. 個別銘柄動向等

    外国人役員の辞任を発表したトヨタ(7203)が4月30日以来約2ヵ月ぶりに東証1部の売買代金トップとなり、0.2%の小幅高となりました。ABCマート(2670)は3-5月期の営業利益が過去最高を更新した模様と報じられ、一時は3.6%高まで上昇していましたが、お昼休みの時間帯に従業員に違法な長時間労働をさせていたとの疑いから同社が法人として書類送検されると報じられると後場に入って急落し、結局2.2%安で引けました。6月の月次売上高が引き続き好調に推移したデパート各社が買われ、H2Oリテイリング(8242)が4.1%高、松屋(8237)が4%高、パルコ(8251)が1.9%高となりいずれも年初来高値を更新しました。また、日本テレビ(9404)が5.6%高、東京放送(9401)が4.1%高、フジ・メディア・ホールディングス(4676)が3.3%高とTV局各社の堅調さも目立ちました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
ギリシャ問題の好転期待から、ややリスクオンムードが強まった日本市場は200円近い大幅上昇となりました。日本時間の今夜21時30分に米国雇用統計が発表されます。市場予想では非農業部門雇用者数が前月差23.3万人増、平均時給が前年同月比2.3%の上昇といずれも堅調な内容になると予想されています。市場予想と同程度または上回るような内容であれば、労働市場に一段の改善がみられるとして、早ければ9月にも利上げが行なわれるとの思惑から円安ドル高が進む可能性がありそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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