クレジットカード活用術
2015年7月9日公開(2016年2月26日更新)
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「クレジットカード活用術」

著者・コラム紹介

菊地祟仁 きくち・たかひと
北海道札幌市出身。98年に法政大学工学部を卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。02年に退社後、友人と起業したシステム設計・開発・運用会社を経て、06年にポイント交換案内サービス「ポイ探」の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。以後、ポイント、クレジットカード、マイレージに関する豊富な知識を生かし、テレビや雑誌等でも活躍中。

クレジットカード活用術

クレジットカード&ポイントの達人・菊地崇仁氏がビジネスパーソンの「最強クレジットカード」選びを強力にサポート! 高還元、マイル、共通ポイント、電子マネーなど、さまざまな観点から「最強のクレジットカード」の選び方と、業界再編で「戦国時代」に突入しているポイントの上手な活用術を伝授!

菊地祟仁

ダイナースクラブカードやプラチナカードに付帯の
「高級レストランの料理が1人分無料」になるという
「レストラン特典」を実際に体験してみると……

1

「エグゼクティブ ダイニング」「グルメベネフィット」など
プラチナクラスのカードには「1名分の料理が無料」になる
お得な「レストラン特典」が付帯している!

「JCBザ・クラス」や「ANA VISA PLATINUM PREMIUM CARD」のレストラン特典の解説書

 「プラチナカード」クラスの多くのクレジットカードには、「エグゼクティブ ダイニング」「プラチナ・グルメセレクション」「グルメベネフィット」「プラチナグルメクーポン」などと呼ばれる「レストラン特典」が付帯しています(名称はクレジットカードによって異なります)。

 これらの内容は「特定のレストランでコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になる」というものが多いのですが、クレジットカードによっては「コース料理の内容がアップグレードする」など、サービスを提供する会社によって異なります。

「レストラン特典」で「1名分が無料になる」場合、サービスが受けられるのは高級レストランのコース料理なので、その料金はほとんどの場合、「1人1万円以上」と高額です。

 しかし、「2名以上の利用で1名分が無料」になるため、年に2回使えば2万円程度の年会費はモトがとれてしまう計算で、とてもお得に感じますね。

 このような「レストラン特典」は本当にお得なのでしょうか?

本来は「医師」のみが利用できる年3万円のサービスを
「プラチナカード」会員にも開放している!

 「1名分の料理が無料になる」と聞くと、「実際には1万円のコースを2名で予約してもコース料理の内容を下げて、5000円のコース料理を2人分にして提供しているのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

 なぜなら、これらのサービスをレストランが提供するのは、「『プラチナカード』を保有しているような優良顧客を獲得したい」という狙いがあるからです。

 この「プラチナカード」以上のクレジットカードに付帯する「レストラン特典」は、「招待日和」というサービスが使われている場合が多くなっています。

「招待日和」とは、本来は医師のみが入会できるサービスで、年会費が1人3万円(税抜)と高額なサービスです。この「招待日和」のサービスを「プラチナカード」の年会費2万円程度を支払うだけで利用できるのですから、とてもお得ですね。

実際に「レストラン特典」を利用する際には
専用デスクが店舗探しも手伝ってくれる!

 筆者も「ダイナースクラブカード」の「エグゼクティブ ダイニング」というレストラン特典を利用したことがありますので、ここからはレストラン特典の使い方やサービス内容を具体的に紹介していきたいと思います。

 先ほど書いたとおり、多くのクレジットカードのレストラン特典は「招待日和」というサービスを利用していますが、レストラン特典を利用する際には「招待日和」に直接連絡するのではなく、それぞれのクレジットカード会社の専用電話番号で予約します。

 今回利用した「ダイナースクラブカード」の場合は「エグゼクティブ ダイニング」として提供されているため、「ダイナースクラブ リザベーションデスク」に電話します。

 この際、利用したいレストランが決まっていない場合には、「リザベーションデスク」に検索してもらうことも可能です。筆者の場合は、「和食で未就学児の利用可、六本木エリア」という条件で検索してもらい、いくつかの候補を挙げてもらいました。

 レストランによっては個室がある場合もあり、その場合は乳幼児可という店舗もあります。予約時にはアレルギーや嫌いな食べ物を聞かれるため、事前に伝えておきましょう。

 予約が完了すると、当日はレストランに行くだけです。アレルギーや嫌いな食べ物は事前に伝えているため、コース料理と言ってもメニューに掲載されている内容とは異なる場合もあります。

 会計時には、専用のクーポンなどを提示する必要はありません。自動的に1名分のコース料理が引かれた金額が請求されるので、とてもスマートに会計を済ますことができます。

 ただし、飲み物や子どもの食事代などは「1名分無料」の対象にはならないので、「支払い金額」が半額になるわけではなく、あくまで「1名分のコース料理の代金が無料」になるだけで、2人で食事をしても支払い金額が「コース料理1名分」になることはないと思います。もちろん、大人2人だけで、お酒やソフトドリンクを飲まなければ完全に半額ということになります。

 今回利用したのは「花郷(はなさと) 六本木店」です。注文したコース料理は「鉄板焼“御所”」で、コース料理の料金は1人2万5000円(税+サービス料抜き)です。お酒を飲み、子どもも一緒でしたので、実際に支払った金額は3万5000円程度になりました。それでも、大人1名分のコース料理分3万円程度(税+サービス料込み)の割引になっていると考えると、大変お得な気分になりました。

「レストラン特典」を受けられるクレジットカードは?
おすすめは「銀座ダイナースクラブカード」!

 では、このようなレストラン特典を受けられるクレジットカードを紹介したいと思います。

 今回、筆者が利用したのは年会費2万2000円(税抜)の「ダイナースクラブカード」です。

ダイナースクラブカード
 還元率  0.4%
おすすめクレジットカード!ダイナースクラブカード
 発行元  三井住友トラストクラブ
 国際ブランド  Diners
 年会費(税抜)  2万2000円
 家族カード  あり(年会費5000円、税抜)
 ポイント付与対象の
 電子マネー
 ICOCA

 ただし、家族カードも保有するのであれば、年会費は2万5000円(税抜)と、3000円割高になりますが、「銀座ダイナースクラブカード」を選んだほうがいいでしょう。

銀座ダイナースクラブカード
 還元率  0.4%
おすすめクレジットカード!銀座ダイナースクラブカード
 発行元  三井住友トラストクラブ
 国際ブランド  Diners
 年会費(税抜)  2万5000円
 家族カード  あり(年会費無料)
 ポイント付与対象の
 電子マネー
 ICOCA

 その理由は、「ダイナースクラブカード」は家族カードの年会費が5000円(税抜)必要になるので、「本人+家族分」の合計の年会費は2万7000円(税抜)になります。一方、「銀座ダイナースクラブカード」の場合は、家族カードに関しては年会費が無料ですので、「本人+家族分」でも年会費は2万5000円(税抜)のままと、家族カード込みの年間コストが割安になるためです。

 しかも、「ダイナースクラブカード」と「銀座ダイナースクラブカード」を比較すると、本人分の年会費が割高な分、「銀座ダイナースクラブカード」のほうがサービスは充実しているのです。

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