ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

夏ボーナス、上がったのは5人に1人という景気回復の意外

ダイヤモンド・オンライン編集部
2015年7月17日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
大手企業、国家公務員などで相次いだ今夏のボーナス支給額アップ。しかしアンケートを取ると、実際に上がっている人はそう多くないようだ

 国家公務員の夏のボーナス平均支給額が、前年夏と比べ、約3万3200増(5.7%増)の約61万9900円になったと報じられ、注目を集めたのは記憶に新しい。しかし、それ以上のインパクトを与えたのが、経団連が発表した大手企業の夏のボーナス平均支給額が3年連続プラスの91万3106円だったことだろう。リーマンショック前の2008年以来の高水準だという。

 一方で、「ボーナスアップなんて実感できない!」という読者は、実に多いのではないだろうか。それもそのはず。ダイヤモンド・オンラインが、読者に対して「ボーナス上がりましたか?」というアンケート(※)を実施したところ、「下がった」、「変わらない・その他」という人の合計が80%に上り、「上がった」人は20%に留まっていたからだ。

(※)スマートフォンにてサイトにアクセスしたダイヤモンド・オンライン読者を対象に実施。2万6805人から回答を得た。調査期間6月22日~7月2日。

なぜ大企業はボーナスアップしたのに
中小企業では増えないのか

 今回のアンケートでボーナスが「上がった」とした回答を、勤め先の企業規模(大企業or中小企業)で分けてみた。すると、大企業では「上がった」人が35%超だった一方で、中小企業は14.6%と両者で大きな差があることわかった。なぜ、大企業と中小企業の間で、ここまで「上がった」人の割合に格差が生まれてしまったのだろうか。

 「ボーナスに限らず、給料アップを決定づける要因として、(1)企業業績、(2)労働需給、(3)インフレ率の3つを挙げることができますが、今は全て好転しています。企業業績は円安・株高の影響でアップし、労働需給に関しても5月の完全失業率は3.3%と改善。また、消費税率アップの影響でインフレ率も上昇している状況です」

 ボーナスアップの背景をこう語るのは、第一生命経済研究所の永濱利廣・主席エコノミストだ。永濱氏は、大企業と中小企業で差が生まれている理由を次のように解説する。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


News&Analysis

刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。

「News&Analysis」

⇒バックナンバー一覧