失敗と正面から向き合えれば
ただの経験は「経験値」に変わる

  失敗から目を背けて言い訳したり、何かのせいにしたりしていると、失敗は単なる「失敗の経験」で終わってしまいます。

  ところが、失敗を失敗として受け入れらると、それは単なる経験ではなく「経験値」に変わります。失敗したという経験に、貴重な「価値」がプラスされるのです。

  今現在、自分は仕事ができないということを受け入れる。
  失敗したら、それは失敗だったと認める。
  失敗を受け入れることで、経験を経験値に変える。
  その上で、「今の自分ができること」を積み上げていく。

  OKラインを一段ずつクリアするのは、経験値を積み上げていくようなもの。
経験として終わらせるのではなく、経験値を得ることもまた、自己肯定感のひとつと言えるのです。

  成功体験も、失敗の経験も、すべてを受け入れることで、経験値に変わります。新しい環境、慣れない仕事、新しい人間関係――こうしたものに直面したときは、新しい経験値を積むためのチャンスだ、と思ってみてはいかがでしょうか。明日からの仕事への対峙の仕方が変わってくるはずです。