株式レポート
7月16日 8時3分
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マネックス証券

米国市場は5日ぶりの小幅反落でほぼ横ばい 日本市場は円安もあり続伸スタートか - 市況概況

NYダウ: 18050.17  ▼3.41 (7/15)
NASDAQ: 5098.94  ▼5.95 (7/15)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は5日ぶりの小幅反落でほぼ横ばいでした。財政改革案の審議を始めたギリシャ議会の動向を見極めたいとして様子見が強まったうえ、利上げを年内に始めることが適切だとしたイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言も相場の重石となりました。6月の米鉱工業生産指数などが市場予想を上回ったことで午前中に36ドル高まで買われたダウ平均は午後に入ってもプラス圏での推移を続けましたが、取引終盤に一部が暴徒化したギリシャ国民による反緊縮派の抗議行動が伝わるとマイナスに転じ40ドル安余りまで売られました。ダウ平均は引けにかけて下げ幅を縮めたものの、戻し切れず結局3ドル安の18,050ドルで取引を終えました。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5ポイント安の5,098ポイントとなっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうち金融や公益事業などの4業種が上げました。一方でエネルギーや素材などの6業種が下げ、エネルギーは1%を超える下落となっています。

  3. 個別銘柄動向

    4-6月期の決算が大幅増益となったバンク・オブ・アメリカ(BAC)が大幅高となったほか、1株利益が市場予想を上回った資産運用大手のブラックロック(BLK)も堅調でした。また、同業のレセプトス(RCPT)を72億ドルで買収すると発表したバイオ製薬のセルジーン(CELG)が事業基盤の拡大期待から大幅高となり、レセプトスも買収額にさや寄せする格好で急伸しています。一方で原油価格の下落を受けてシェブロン(CVX)やエクソンモービル(XOM)が売られ、 四半期決算が4期連続の減収となったファストフードチェーンのヤム・ブランズ(YUM)が大きく下げました。なお、取引終了後に決算を発表した動画配信大手ネットフリックス(NFLX)やインテル(INTC)が決算が好感され時間外で大きく買われています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

米国市場はほぼ横ばいとなったものの、ドル円がやや円安となっていることから本日の日本市場は続伸でのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均はドル円や中国株の動向をにらみながらの展開となりそうで、昨日に上回れなかった節目の20,500円を回復できるかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】ドル高は続くのか?
<ポイント>

◆昨日は、Yellen議長議会証言でハト派度が後退したとの見方や、米経済指標が軒並み市場予想を上回ったことを受けてドル高が進行、ドル/円は一時123.97円へ上昇した。

◆また、原油価格反落に加えてカナダ中銀が十分に市場に織り込まれていなかった利下げを実施したことからカナダドルが1%以上下落、NZドルや豪ドルも対米ドルで大幅つれ安となった。

◆本日は、ギリシャ議会での改革案法制化採決結果、ECB政策理事会、ユーログループ会合、米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀サーベイ、Yellen議長議会証言(2回目)などが予定されている。いずれも大きな材料とはなりにくく、昨日のドル高の持続性が焦点となるが、Yellen議長発言後の米中長期債利回りの反落傾向をみるに、ドルは続伸より反落リスクの方が大きそうだ。

◆ギリシャ議会では無事可決されれば特段材料とはならず、ECB政策理事会でも追加緩和などは当面予想されていない。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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