投資信託おすすめ比較[2018]
2015年7月24日公開(2017年12月12日更新)
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ザイ・オンライン編集部

2015年上期にもっとも成績のよかった投資信託は?
中国の株式市場急落や日本株の好調などを反映した
ベスト20とその中身を詳しく紹介!

今回は2015年上半期の投資信託の騰落率ランキング20位までを掲載。(純資産総額10億円以上)。相変わらず好調な日本株と5月まで好調だった中国株を投資対象とした投資信託が上位を独占しています。各ファンドについて解説します。

 2015年上半期(1月~6月)の世界の株式市場は、中国の上海市場が一人勝ちの様相を呈していましたが、6月中旬以降、同市場は急落。上半期でみると日経平均株価の上昇率を下回る状況となっています。

 期間がずれるため、やや正確性を欠きますが、2014年末から2015年7月3日までの主な株価の上昇率は、アルゼンチン37.1%、日本17.7%、ロシア16.3%、上海14.0%、ベトナム13.0%、ドイツ12.8%、フランス12.5%、香港10.4%などが二桁以上となっています。これに対して、米国(NYダウ)は0.5%の下落となっています。

 翻って投資信託(ETFは除く)の上半期の騰落率ランキングを見ると、日本株を対象としたブル・ベアファンド、中国A株を投資対象とする商品が上位を占めています。

「株式市場が好調=投資信託の運用成績も良好」という図式だったようです。

日本株ブル・ベア型ファンドが上位に。
中国市場急落前だったので中国株A株型もランクイン

 下図は上半期の騰落率ベスト20(純資産総額10億円以上)の投資信託です。

◆2015年の上半期(1~6月)の投資信託の騰落率ベスト20
  ファンド名 (運用会社) 上半期の騰落率
1位 野村3.5倍ブル・ベア(日本株3.5倍ブル)
(野村アセットマネジメント)
60.07%
2位 楽天日本株トリプル・ブル
(楽天投信投資顧問)
51.27%
3位 SBI日本株トリプル・ブルベアオープン(SBI日本株トリプル・ブル)
(SBIアセットマネジメント)
51.09%
4位 中国A株オープン
(岡三アセットマネジメント)
42.44%
5位 ブル2.5倍日本株ポートフォリオⅢ(ダイワ・ブルベアファンド3)
(大和証券投資信託委託)
42.11%
6位 野村ハイパーブル・ベア4(日本ハイパーブル4)
(野村アセットマネジメント)
42.03%
7位 ダイワ深センA株ファンド
(大和証券投資信託委託)
35.63%
8位 チャイナ・ロード
(岡三アセットマネジメント)
33.97%
9位 ハイパー・ウェイブ(日本トレンド・セレクト)
(日興アセットマネジメント)
33.76%
10位 新光Wブル・日本株オープンⅢ
(新光投信)
33.33%
11位 225ブル型オープン3
(岡三アセットマネジメント)
33.09%
12位 日経225ダブル・ブルファンド
(新光投信)
32.98%
13位 日興UBS中国A株ファンド
(UBS・グローバル・アセット・マネジメント)
32.45%
14位 日興フォルティス中国A株ファンド
(BNPパリバインベストメント・パートナーズ)
31.60%
15位 大和住銀中国株式ファンド
(大和住銀投信投資顧問)
28.99%
16位 国際・キャピタル日本株オープン(通貨選択型)ロシア・ルーブル(毎月決算型)三菱UFJ国際投信) 27.63%
17位 三井住友・メインランド・チャイナ・オープン
(三井住友アセットマネジメント)
26.41%
18位 京都・滋賀インデックスファンド
(野村アセットマネジメント)
25.67%
19位 三井住友・中国A株・香港株オープン/三井住友アセットマネジメント
(三井住友アセットマネジメント)
25.47%
20位 ダイワ金融新時代ファンド
(大和証券投資信託委託)
25.45%
 ※2015年1月1日~6月30日の騰落率。純資産総額10億円以上のファンド

 

  10億円未満を含めるとゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する「ゴールドマン・サックス米国株式マーケットニュートラル・ファンド」が半期で+210.12%と驚異的な運用成績を上げトップでしたが、同ファンドは7月9日に繰り上げ償還となってしまいました。

 では、個々のファンドをランキング順に見ていくことにしましょう。

 唯一騰落率が60%を超えたのは、1位の野村アセットマネジメント「野村3.5倍ブル・ベア(日本株3.5倍ブル)」です。わが国の株式市場全体の日々の値動きの概ね3.5倍程度になる投資成果を目指して運用が行われます。取扱いは野村証券の野村ネット&コールだけになります。

 ちなみにSBIアセットマネジメントには「SBI日本株3.7ブル」とさらにレバレッジをかけた投資信託もあるのですが、運用が開始されてから半年経過していないことから、ランキングの対象とはなりませんでした。

 2位の楽天日本株トリプル・ブル、3位のSBI日本株トリプル・ブルベアオープン(SBI日本株トリプル・ブル)は、ともに日本の株式市場全体の日々の値動きの、概ね3倍程度の投資成果を目指して運用されます。両者とも公開販売商品であることから、複数の金融機関で売買することが可能です。

 4位の中国A株オープンは、中国A株市場の上場株式の中から、利益成長やバリュエーションから見て、中長期的に株価の上昇が見込まれる銘柄を選定して、ポートフォリオを構築します。上海A株、深セン株へは概ね半々前後に配分されているようです。

 5位のブル2.5倍日本株ポートフォリオ3(ダイワ・ブルベアファンド3)、6位の野村ハイパーブル・ベア4(日本株ハイパーブル4)は、ともに日本の株式市場全体の日々の値動きの概ね2.5倍程度の投資成果を目指して運用されます。販売会社は、両者とも親会社の証券会社だけとなっています。

 7位のダイワ深センA株ファンドは、中国の深セン証券取引所の中国A株を投資対象とする投資信託です。深センA株だけを投資対象とするファンドは数が少ないようです。

 8位のチャイナ・ロードは、中国A株、B株のほか、香港H株、香港レッドチップなども投資対象としています。ただ、投資対象の中心は中国A株(上海A株、深センA株)となっています。金融株への資産配分が多いようです。

 9位のハイパー・ウェイブ(日本トレンド・セレクト)、10位の新光Wブル・日本株オープン3、11位の225ブル型オープン3、12位の日経225ダブル・ブルファンドの4ファンドは、日本の株式市場全体の日々の値動きの概ね2倍程度の投資成果を目指して運用されています。

 13位の日興UBS中国A株ファンドは、中国A株の中でも、各セクターを代表するリーディング企業や、その予備軍の企業の株式を中心に投資されます。資産の9割前後は消費、ヘルスケア、金融株の3業種に投資されています。

 14位の日興フォルティス中国A株ファンドは、世界経済を牽引する中国経済の発展を支える、今後の成長が期待できる中国企業の株式に投資される投資信託です。2015年6月1日から新規の申し込みを一時停止しています。

 15位の大和住銀中国株式ファンドは、中国経済の発展にともない、成長が見込まれる中国、香港市場に上場している株式を投資対象としています。現在は、香港H株、レッドチップ、香港株中心の運用となっています。

 16位の国際・キャピタル日本株式オープン(通貨選択型)ロシア・ルーブルコース(毎月決算型)は、唯一の通貨選択型の投資信託。日本株の上昇に加え、ロシアルーブルが緩やかな値動きでありながらも高くなったことが好成績の背景と考えられます。

 17位の三井住友・メインランド・チャイナ・オープンは、主に上海証券取引所、深セン証券取引所のB株市場に上場している大型株を中心に運用される投資信託です。時には、A株の値動きに連動する証券(A株リンクノート等)にも投資が行われます。

 18位の京都・滋賀インデックスファンドは、日本の株式のうち、京都府および滋賀県を中心に事業を展開している企業の株式を投資対象としています。村田製作所、任天堂、日本電産など、上半期に株価が上昇した銘柄が組み入れ上位となっています。

 19位の三井住友・中国A株・香港株オープンは、上海、深セン・香港等の取引所に上場されている株式に投資されます。利回り株による安定的な分配とリーディングカンパニーなど成長性に着目した銘柄にも投資されるのが特徴です。

 20位のダイワ金融新時代ファンドは、日本の株式の中から、金融ビジネス拡大で、成長が期待できる企業を投資対象としています。銀行株への資産配分が6割前後なので、運用成績は銀行株の動向が左右します。

 かけ足で上半期の騰落率ベスト20のファンドを見てきました。ランキングは好調な株式市場を投資対象とした投資信託が上位に入るといった、ある意味素直な結果になりました。中国株(香港株)は急落後も大きく持ち直してはいないため、下半期あるいは1年を通した騰落率では中国株ファンドが姿を消すかもしれません。代わって入ってくるのは他の新興国なのか、はたまた下値不安が少ないと言われている日本株が上位をすべて占めてしまうのか。興味はつきません。

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