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大量に売り捌く、イベント屋の本領発揮
ギャラリークリエイション社長 杉原和雄

週刊ダイヤモンド編集部
【第7回】 2007年11月9日
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 人生の転機は突然訪れた。1998年3月、当時41歳だった杉原和雄は、紳士服の企画・販売会社で展示即売会などを行なうイベント事業部の責任者を務めていた。例年どおり、翌年度1年間のイベント計画を常務会に提出したところ、計画は否決され、さらにイベント事業部の閉鎖までもが通告された。

杉原和雄社長
ギャラリークリエイション社長 杉原和雄

 もともと大量の在庫を圧縮するために立ち上げたイベント事業部。在庫圧縮も順調に進み、景気の悪化からリストラを計画していた会社は、イベント事業部の閉鎖に踏み切ったのだ。

 営業部長に転身する道もあったが、「店舗運営よりイベントのほうがおもしろい」と思った杉原は、「その日の朝までは、会社を辞めるなんて考えてもいなかったのに、夕方には辞表を出していました」と当時を振り返る。

 だが、大きな問題があった。すでに1年間のイベントスケジュールは組み終えたあと。相手先の百貨店やイベント会場も杉原の計画を予算化していた。

 「えっ、いまさら困るよ。催事会場は押さえてあるんだから。なんとかなんない?」と、大手百貨店の婦人服部長に言われた杉原は、長年のイベント事業で関係を築いた婦人服やハンドバッグメーカーに声をかけた。20社が応じてくれ、無事に催事を終えることができた。

婦人服部長のひと言で
会社設立を決意

 じつはこのとき杉原はまだ会社を設立していない。「辞めたとき、独立しようとは考えていなかった。どこかに勤めようと思っていた」。そのため20社との取引は、友人の会社の口座を借りてしのいだ。つまり、大手百貨店のイベントに出店してくれた20社は杉原個人を信用してくれたのだ。これがキッカケとなり杉原は独立を決意、ギャラリークリエイションを設立した。

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