ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

「人の役に立ちたい」はNGワード!?
面接官が呆れる志望動機

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第19回】 2015年7月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

仕事への理解の深さが
志望動機に反映される

あなたは志望動機として、「人の役に立つ仕事をしたい」と言っていませんか?

 「人の役に立つ仕事をしたい」

 転職の志望動機としてこのような理由をあげる人がよくいます。本人は真面目にそう考えているのかもしれませんが、話を聞いた人事担当者や人材紹介会社のコンサルタントはこう感じているはずです。

 「人の役に立っていない仕事などない!」

 誰かの役に立っていなければ、その仕事は仕事として存在し得ないからです。この観点からすれば「人の役に立つ仕事」はすべての仕事を含んでしまい、志望動機としては非常にナンセンスです。

 「人の役に立つ仕事をしたい」を志望動機にあげる人の多くは、正確には「人の役に立っているという実感を得やすい仕事をしたい」と言いたいのだと思います。たとえば、いま原材料メーカーで働いている転職希望者がいたとします。

 「この原材料が世の中でどのように役立っているかは理解しています。しかし最終ユーザーからは遠いところに位置しているので、『ありがとう』というユーザーの声をダイレクトに聞くことはできません。そこでもっとユーザーの近くで仕事がしたいと考え、転職活動を始めました」

 このように「人の役に立っていることを実感したい」という志望動機を明確に説明できれば、人事担当者も納得するでしょう。しかし単に「人の役に立つ仕事をしたい」というだけの人は、仕事に対する理解が浅い、あるいは幼稚というマイナスの印象を与えます。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

⇒バックナンバー一覧