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中谷彰宏の人生道場

鉄砲よりも、弾を売ろう。

~ プラス1%の企画力 No.002 ~

中谷彰宏 [作家]
【第12回】 2008年1月21日
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『中谷彰宏の人生道場』テーマ第2弾は、「企画力」です。企画力と一言でいっても、「本当の企画力とは何か」をわかっている人は多くありません。企画した“つもり”になっている人が非常に多いのです。人に感動を与えたり、人を楽しませたりできる、質の高い企画を生むためには、「1%でもいいからプラスしたい」という強い思い入れが重要。これまで、数えきれないほどの企画を自ら作り、またさまざまな人たちの企画も見てきた経験を持つ中谷彰宏が、「本当の企画力とは何か」を伝授します。


鉄砲よりも、弾を売ろう。


 長続きするためには、1回で儲けすぎないことです。企画には(1)銃をつくる、(2)弾をつくるの2つがあります。自分のアイデアは銃なのか弾なのか、考えることです。
 
 実はこれは1つのモノなのです。いろんな商売は分業制です。銃屋さんと弾屋さんとあった時、どちらを選ぶかです。

 私の実家は堺です。火縄銃「種子島」をつくっていましたから、銃をつくっていたようなものです。実は、儲かるのは弾屋です。

 無限に撃ち続け、ひたすら消耗していきますから、弾をつくったほうが儲かります。銃は1丁売れたら、それで終わりです。

 コピー機より、コピーのトナーのほうが儲かります。トナーは消耗するから使い続けられ、コピー紙も減っていきます。

 これがワンセットなら、銃はただで配ってもいいのです。
 
 アイデアというのは、頭の使い方です。
 
 ところが、「うちの銃は性能がいい」とがんばってやり始めると、頭のいい人はそちらへ行ってしまいます。自信があるから、もっと性能のいい、射程距離の長い、命中率の高い、扱いやすい銃をと考えて、銃の開発に入ってしまうのです。

 そうすると、開発費がバカ高くなって、あまり儲かりません。なぜならば、もっと高性能なモノがすぐに出てくるからです。

 その時点で、その銃は大量の在庫になります。ところが、弾屋さんは弾を売っていけばいいわけですから、常に誰かが開発したものに合う弾を売っていけばいいのです。

 自分が銃の開発に走りすぎていないか考えてみるのは、きわめて実践的なことなのです。

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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