「待つ」が通用しなくなった業界こそ、
まずプレゼンを学ぶべき

――ルネサンスさんというとスポーツクラブのイメージが強いので、高崎さんがそんなお仕事までされているというのは意外でした。

高崎:スポーツクラブとかスイミングスクールに来る人って、多くても日本の全人口の1割とか2割なんです。だからこれまではある意味で「待ち」のビジネスでした。
でも、僕はそれ以外の人にも健康になってほしい。つまり、こちらから出かけて提案するような動きがどうしても必要なんです。
たとえば自治体に出かけて行って、介護予防とか認知症予防などにも一緒に取り組みましょうとプレゼンしたりしています。

西脇:いまは日本でも健康志向が高まり、現実に寿命が延びていることに加えて、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが控えてますから、さらにいろいろなチャンスが広がりそうですね。

参加率14.4倍の「ホラーストーリー」とは?<br />人を動かすプレゼンシナリオの技術

高崎:だからこそフィットネス業界の人間も、自分たちからいろいろと発信できないといけないんです。私はこれからも業界内にどんどん西脇メソッドを広めていくつもりですよ!(笑)

西脇:ありがとうございます(笑)。

――フィットネス業界とプレゼンという意外な組み合わせでどうなることかと思いましたが、高崎さんの問題意識などを伺うと、つながりがよくわかりました。私も西脇さんメソッドがもっと広がることを願っています。今日はありがとうございました。