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ホリエモン的常識

日経&FTはその序曲、世界のメディア再編は続く
【ホリエモン的常識】

堀江貴文 [実業家、SNS株式会社ファウンダー]
【第44回】 2015年8月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
Q.日本経済新聞社が英経済紙フィナンシャル・タイムズ・グループ(FT)を買収すると発表しました。日本の新聞社が海外メディアを買収するという動きを堀江さんはどう評価しますか。メディアのおかれた状況も含めてお教えください。

FTブランドとデジタルユーザーの獲得は大きな収穫
金融情報などサービスの横への拡大が今後の課題かな

A.世界的にメディアもグローバル化しつつあります。インターネットの発達で、国をまたいだニュースが当たり前に伝わるようになりました。

 一方、経済活動もは国家間の垣根がなくなりつつあります。さまざまな分野でのデジタル化も喫緊の課題で、各社ともグローバル対応におカネをつぎ込まなくてはならず、新聞メディアも一社で対応していてはコストパフォーマンスが合わなくなっています。

 そういう意味でグローバルなブランドである"フィナンシャル・タイムズ"と、そのデジタルユーザを獲得できたことを考えれば、日本経済新聞社にとって利点の大きな好判断の投資だったと思います。

 日経は、今回の買収でメディア部門は改善すると思いますが、一方で金融情報サービスは日経QUICKだけではまだ十分とは言えず、今後に別の会社を買収する必要が出てくると思います。

 これからはメディアが単体で生き残っていくのは困難であり、金融情報サービスなどの付帯事業をもっと強化して行く必要性がさらに大きくなるでしょう。

Q.テレビ番組で堀江さんがラーメン店の経営指導をする様子を何度か見ました。ソーシャルで情報を発信するのが人気アップの秘訣のようですが、例えば都心に客席約20席でラーメン店を開くとしたら、想定顧客単価や営業時間、立地等も含めどのようなラーメン店を開きますか。

接客はロボット、タブレットで注文、QRコードで自動配膳
味はもちろん久留米ラーメン、こんなラーメン屋があればいい

A.私はやはり故郷の九州・久留米ラーメンが好きなので、そういうラーメン店にしたいですね。とにかく旨いですから。

 それはともかく、経営に関しては、顧客単価や営業時間、立地が重要なのではなく、店舗の設計が大事なのだと思います。博多ラーメンの「一蘭」は非常に参考になります。

 しかし、仕切りやのれんで店員の顔が見えない一蘭方式の店舗設計を真似したら、二番煎じと言われることは間違いないなので、もっと違う仕組みにしないとダメでしょうね。

 例えば、ロボットが接客するとか、回転寿司みたいにレーンに乗ってラーメンが運ばれてくるとか。注文にはタブレット端末を利用し、そのタブレットでのれんに書いてある店の歴史も読むことができるとか。

 さらに、のれんの代わりに、簾を使うとか。自動券売機はクレジットカードや電子マネーにも対応している。RFIDタグ付きチケットが販売される仕組みや、オンライン購入した人は、QRコードやBlutooth LEを活用して、お客さんが席に座ったらラーメンが自動的に運ばれてくる。

 こんなお店が楽しいのではないでしょうか。

※RFID(radio frequency identifier)ID情報を埋め込んだタグ。ICタグ。
 Bluetooth LE:消費電力の極めて低いタイプの通信規格

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堀江貴文 [実業家、SNS株式会社ファウンダー]

1972年福岡県八女市生まれ。血液型A型。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で一気に時代の寵児となる。しかし2006年1月、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され懲役2年6ヵ月の実刑判決を下される。2013年11月に刑期を終了し、ふたたび自由の身となって「ゼロ」からの新たなスタートを切った。自身のブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」で独自の見解を展開中。著書に『徹底抗戦』『人生論』『希望論』など。TV、ラジオ、インターネット番組と幅広く活躍中。


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