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スマホ時間が学力テストに与えるただならぬ影響

工藤 渉
【第23回】
子どものスマホ利用、あなたはどう思う?

 スマートフォン(スマホ)の日本における保有率は、総務省の情報通信白書によると約5割とのことだ。シンガポールや韓国の9割、米国やフランスの7割に比すると低いものの、誰もが使っていると言ってよい状況である。

 当然ながら普及が進むとともに携帯電話、ゲーム、古くはテレビやラジオがそうだったように、悪影響も喧伝されている。ここでは身体への悪影響と精神・頭脳面への悪影響、及びそれぞれへの対処法を考えてみたい。

眼精疲労だけじゃない!
スマホの頭脳、精神面への影響

 長時間ディスプレイを眺めることが、目によくないことは想像がつくだろう。スマホやパソコン、テレビなどに長時間接し、目だけではなく全身に疲れを感じる状態がいわゆる「眼精疲労」である。

 眼精疲労は目のかすみ、ドライアイ、頭痛、肩こり、めまいなど想定の範囲内の症状から、緑内障、白内障、高血圧、低血圧、糖尿病などやや深刻な病気にもつながる恐ろしいものだ。まさに万病の元である。目薬やマッサージなど対症療法は数多く、蒸しタオルで目を温めるだけでも効果的だ。めまいがするほど目が疲れている場合、ウォーキングなどの軽い運動を行うことで全身の血行を良くするという対処法もある。

 しかし根本的な解決策は目をなるべく休ませること、もっと言えば、スマホやパソコン、テレビから距離を置くことである。眼精疲労のダメージは休息では取り戻しにくいとの研究結果もあり、精神面への影響も大きい。

 精神や頭脳面への影響と言えば一時期人口に膾炙した「ゲーム脳」が思い浮かぶ。スマホに関しても既に多くのメディアで同じようなことが説かれていて、実際に「スマホ脳」に言及した記事も存在する。子どもの学力に悪影響があるというのだ。

 裏付けるような調査もある。国立教育政策研究所によれば、小中学生の全国学力テストにおいて「携帯電話やスマートフォンで通話・メール・インターネットをする時間が短い」「テレビゲームをしている時間が短い」児童・生徒ほど平均正答率が高い傾向がみられたという。

参照:平成26年度全国学力・学習状況調査の結果
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