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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

“嘘つきストーカー部長”の攻撃に辟易!
会社を辞めて「負け組」から脱出した編集者

――異常な上司に振り回される負の関係を清算した吉岡氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第8回】 2010年3月23日
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 上司――。

 その存在は、多くの会社員を悩ませる。上司への接し方を間違えると、会社員人生が大きく変わってしまうこともある。

 連載8回目は、仕切らないと気が済まない性分の“ストーカー部長”に仕え、悶々とした日々を送りながらも、最後はその会社を離れた30代の男性社員を紹介しよう。

 あなたは、彼の決断を「負け組社員からの脱出」と受け止めるか、それとも「さらに負け組社員へと転げ落ちていく1歩」と捉えるか、どちらだろうか。

 筆者は、安易な退職には強く反対する立場をとっているが、今回は違う。「負け組社員」から脱出するには、会社でうまく立ち回るばかりが能ではない。この社員については、辞めないと会社員人生が破綻する危機さえ感じる。

 この社員の上司はそれくらい異常であり、ヘタをすれば“ストーカー”呼ばわりされても仕方のない人物だ。このような輩とは、縁を切ってよかったと思う。

 あなたに問いたい。こういう上司の下で、仕事をできるだろうか?

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■今回の主人公――はい上がろうとする「負け組社員」

 吉岡 久(35歳・仮名)

 都内の中堅教材編集制作会社(社員数150人)の広報部で働く編集者(非管理職)。5年前に中途採用試験で入社したものの、仕切りたがり屋の部長(48歳・課長兼務)と仕事の進め方をめぐって衝突。最後は、そんな上司に嫌気がさして退職を決意する。
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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

自分が中心にいないと気が済まない!
“嘘つき部長” が仕切る憂鬱な職場

 たった今、吉岡 久は辞表を出した。

 5年間にわたって仕えた上司であり、広報部長(課長兼務)の城田に挨拶をして、会社をあとにした。

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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