医療・福祉・介護まで
幅広くサービスを展開

 油壺エデンの園を運営するのは、全国12ヵ所で有料老人ホームを展開する聖隷福祉事業団。昭和初期、結核患者の救済から事業をスタートし、現在は病院や健診センター、福祉施設、介護事業所などの幅広い事業を手掛けている。

 風光明媚な三浦半島の高台に位置する油壺エデンの園は、全9棟の居住棟と共用棟から成る大規模なホーム。約470人と大勢の入居者が暮らすことも、「同年代や趣味の合う友人を見つけやすい」と好評だ。

左/一般居室(家電・家具調度品類は見本) 右/諸磯(もろいそ)湾から富士山を望む(夕景)

 介護予防にも力を入れ、筋肉運動セラピーや脳の健康教室、転倒予防体操などを開催。けがや病気で一時的に支援が必要になった場合は一般居室で、日常的に支援が必要になった場合は、介護居室で介護サービスを受けることができる。

 ホーム内には医師が常勤する診療所を設けており、受診や入院に加えて年2回の定期健康診断、月1回の簡易健康診断で、入居者の健康管理を支援する。

 来年30周年を迎える同ホームでは、開設以来入居者の声を取り入れながら、さまざまな改善を重ねてきた。前述の初芝夫妻も興味を持ったという共同墓地の設置もその一つ。医療・福祉 ・介護サービスを柱に、総合的なヒューマンサービスを提供してきた聖隷福祉事業団ならではのノウハウを生かし、今後も入居者の理想の暮らしを追求していく。

油壺エデンの園
施設の類型および表示事項

油壺エデンの園外観

■類型/介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)■居住の権利形態/利用権方式 ■入居時の要件/入居時自立 ■介護保険/神奈川県指定介護保険特定施設(一般型特定施設) 神奈川県指定 介護予防特定施設入居者生活介護 ■居室区分/全室個室 ■介護にかかわる職員体制/2:1以上