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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

仕事を干されたあげく「運転手」に格下げ?
復讐を誓った若手営業マンの“蜂の一刺し”

――「ゴマすりと脅し」の二枚舌所長に反旗を翻した青木氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第9回】 2010年3月29日
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 自分をいいようにこき使おうとする上司がいる。

 それにはいろいろな理由があるが、ひたすら自分の昇進だけを考え、「部下のことなど一切お構いなし」といった管理職も少なくない。

連載9回目は、そんな“エゴむき出し”の上司に仕事を取り上げられ、ドライバーとしてこき使わるハメに陥りかかった若手社員を紹介しよう。

 彼は耐えに耐えた末、ある行動に出ようとした。それは少々過激に思えなくもないが、筆者は「この上司の下ならば仕方がない」と思う。

 あなたは、このような上司と仕事ができるだろうか。

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■今回の主人公――はい上がろうとする「負け組社員」

 青木秀行(仮名・27歳)

 社員数400人ほどの情報機器販売会社(本社・東京)の営業部に勤務する。入社後4年間は本社に勤務し、営業成績は部員のなかで真ん中ほど。半年前に群馬県の前橋営業所に転勤となった。上司である営業所長の“エゴむき出し”な態度に不満を感じている。

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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

「上司にはゴマすり、部下には脅し」
2枚舌を使い分ける姑息な営業所長

 「全国営業所長会議のとき、本部長のお話を拝聴して発奮しましたから……。また、ご指導を……」

 所長の飯星が、営業本部長の石田からの電話に甘えた声で答える。

 青木はパソコンに向かいながら、それを聞いていた。心の中では、上司の2枚舌に怒りを感じていた。

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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