株式レポート
8月26日 17時22分
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マネックス証券

日経平均570円高と7日ぶりの大幅反発 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が570円高の1万8736円と7日ぶりの大幅反発となりました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて大きく上昇しました。マザーズ指数は7.3%の大幅反発となっています。昨日の米国市場でダウ平均が200ドル超の続落となりましたが、日経平均は昨日までの6日間で2,800円超値下がりし値ごろ感が出たこともあって、87円高の1万7894円と反発して寄り付きました。寄り付き後の日経平均は一時マイナスに転じるなど、前日終値を挟んで様子見地合いとなり結局前場は70円高で引けました。お昼休み時間中に上海総合指数が下げ幅を縮めたことが追い風となって、日経平均は後場寄りから一段高となりました。日経平均はさらに13時半頃から急速に上げ幅を広げ、一時上げ幅が600円を上回る場面もありました。日経平均は大引けにかけてやや上げ幅を縮めたものの、本日の高値圏で取引を終えました。東証1部の値上がり銘柄数は1,792と全面高の商状でした。

  2. 個別銘柄動向等

    売買代金上位の主力銘柄は大幅反発した銘柄が目立ちました。トヨタ(7203)が東証1部の売買代金トップで2.9%高、自動車各社はホンダ(7267)が3.4%高、富士重工業(7270)が6.8%高、日産(7201)が5.3%高、マツダ(7261)が5.1%高とそれぞれ大きく上昇しました。その他にもメガバンク3行が揃って3%台の上昇となったほか、村田製作所(6981)が10.6%高、ファナック(6954)が4.9%高と外需銘柄も大きく上昇しました。材料が出たところでは日本生命が三井生命を買収すると報じられたことで、今後の保険業界の再編期待が高まり、生損保株が買われました。MS&AD(8725)が6.9%高、損保ジャパン日本興亜(8630)が6.4%高などとなっています。また、本日は足下で大きく売られていたいわゆるインバウンド関連銘柄の上昇が目立ちました。JR東日本(9020)が5%高となるなど鉄道各社が軒並み3%-5%高となったほか、ロイヤルホテル(9713)が6.5%高、帝国ホテル(9708)が7.2%高とホテル各社も大きく上昇しました。その他にもビックカメラ(3048)が6.4%高、ラオックス(8202)が10.2%高、オリエンタルランド(4661)が8.1%高などとなっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日本市場は歴史的とも言える大幅続落からひとまずは抜け出しました。ただ、これが底入れとなったかどうかは当然ながら誰にもわからず、一気にリスクを高く取るのは危険でしょう。まずは昨日も大幅続落した米国市場の動向に注目です。マーケットのリスクオンムードが本格的に高まるのは世界経済の中心地である米国株の底入れを見極めてからとなる可能性が高いと思われます。

【中国株式市場】
逆襲のホイッスルにも拘らず続落

  1. 概況

    本日の上海総合指数は37ポイント安(1.3%)の2,927ポイントと続落しました(年初来では9%下落の水準)。中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も100ポイント安(5.0%)の1,890ポイントと大幅に続落しました。一方、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で2万1,290ポイントと小幅続落して取引されています。

    中国市場では、中国人民銀行(中央銀行)が昨日引け後に追加金融緩和策として政策金利と預金準備率の引き下げを決定したことが好感され、上海総合指数は買い先行となりました。その後、前日の終値を挟んで揉み合う展開となりましたが、午後一時的に人民元相場が反発したことを受けて資金流出懸念が後退したこともあり、金融や医薬を中心に買いが入り、一時3,100ポイント近くまで上昇する場面もありました。もっとも、引けにかけて人民元相場が反落したことから買いが続かず、再び3,000ポイントを割り込んで取引を終えました。

    香港市場では、中国人民銀行による追加緩和が好感され、ハンセン指数は反発してスタートしました。ただ、本土市場の乱高下を受けて、前日終値を挟んだ神経質な展開となりました。日本時間16時時点で、公益事業株の1%超の上昇をはじめ不動産株指数も上昇した一方、商工業株指数、金融事業株が下落しています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、原油価格が反発したことから、中国海洋石油(CNOOC、石油・ガス等、0883)、中国石油化工(シノペック、石油・ガス等、0386)や昆侖能源(クンルン・エナジー、石油・ガス等、0135)が軒並み大幅に反発しています。また、中国の金融緩和の恩恵を受けて、本土関連の金融株も賑わっています。なかでも、中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、保険、2628)が2%超上昇していたほか、交通銀行(バンク・オブ・コミュニケーション、商業銀行、3328)も1%余り値上がりしています。

    一方、前日大引け後に1-6月期の実質増益決算を発表した長江和記実業(チョンコン・プロパティー・ホールディングス、不動産、1113)は好材料出尽くし感から1%余り下落しています。また、中国旺旺控股(ワンワン・ホールディング、食品、0151)は一昨日発表の冴えない業績への失望が続き、8%超続落しています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
中国人民銀行による追加緩和にも拘らず、大半の投資家が依然として弱気に傾いている中、本土市場と香港市場は明日も共に不安定な相場が続きそうです。なお、明日はで中国工商銀行(商業銀行、1398、予想EPS:0.205元)、中国石油天然気(ペトロチャイナ、石油・ガス等、0857、予想EPS:0.103元)などの決算発表が予定されており注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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