八月六日は、日本人には忘れられない、忘れてはならない日だ。とりわけ今年は広島に原爆が投下されてから七〇年目にあたった。今年も広島市で『平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)』が催されたが、韓国の東亜日報(朝日新聞の提携新聞)は、その式典を「安っぽい感傷」と揶揄した。私は思わず目を疑ってしまったのだ。原爆死没者を慰霊する催しを安っぽいとは。

 東亜日報のコラムは、昭和天皇による「玉音放送」が広島・長崎への原爆投下に触れていることを紹介し、

〈戦争を開始したことに対する反省は全くなく、日本の独立と東アジア諸国の安全のために戦争をしたと強弁している(中略)広島だけを記憶し、それ以前を忘却する日本人の考え方が、まさにここ(玉音放送)から始まった〉

 それはすなわち、日本が『加害の歴史の罪から逃れようとしている』からなのだという。さすが朝日新聞本社に支局を置くだけあって論調がよく似ている。まるで『吉田調書』報道を彷彿させる作り込みコラムのようでもある。

〈広島に悲劇的要素がなかったとは言えない。しかし、日本は「被害者」という資格はない。その理由は、単純に日本は加害者だからだ〉

 だそうだ。原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するための式典を『安っぽい感傷』と貶める韓国メディアの論調にあ然とさせられもしたが、コラムの記者氏は広島市長による平和宣言をご存じないようだ。さすが捏造でっちあげを十八番とする朝日新聞と提携しているだけのことはある。

 「先日、広島に行ったが、被害者としての日本しか宣伝してなかった」
 「外国人は広島に行くとみんな騙される」
 「七〇年過ぎても変わらない。謝罪しない日本にため息」

 東亜日報の報道を受けての韓国ネットユーザーのコメントだ。すごいね。この人たちには原爆死没者のために祈ろうなんて気持ちはこれっぽっちもないらしい。

 こういった韓国人ネットユーザーのコメント付き記事は、フォーカスアジア、レコードチャイナといった中国情勢などを紹介する日本語メディアで紹介されている。最初は何を言ってんだこいつら、と憤りもするが、最新記事やバックナンバーを読み進めるにつれ、韓国人ユーザーがファニーでユニークなことを思い知らされるサイトでもある。だから広島を「安っぽい感傷」と言われても怒るなかれ、なのである。

 ということで、今回は韓国ネットユーザーのコメントや書き込みを中心にお届けしたいと思う。韓国のネットユーザーは実に白犬なのだ。尾も白い。わん。