株式レポート
8月27日 17時7分
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マネックス証券

日経平均200円近く上昇し続伸 今夜は米国のGDP改定値の発表に注目 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が197円高の1万8574円と続伸しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて続伸しました。昨日の米国市場でダウ平均が619ドル高と7営業日ぶりの大幅反発となったことを受け、日経平均は303円高の1万8680円と大きく続伸して寄り付きました。日経平均は寄り付き後に一時上げ幅を433円まで広げましたが、その後はやや上げ幅を縮めました。10時半に上海総合指数が上昇して取引開始となると再び400円超まで上げ幅を広げた日経平均ですが、その水準では上値が重く、その後やや上げ幅を縮めて結局前場は347円高で取引を終えました。後場は前場引けとほぼ同水準で取引を開始した日経平均ですが、その後は急速に上げ幅を縮めました。一時109円高まで上げ幅を縮小した日経平均ですが、大引けにかけてやや上げ幅を広げ、結局200円近く上昇して取引を終えました。東証33業種は食料品、保険業、建設業の3業種が3%を超える上昇となるなど、内需関連を中心に幅広い銘柄が買われました。一方、鉄鋼や海運業がマイナスとなるなど中国景気への根強い不安感が現れた格好となりました。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金トップのトヨタ(7203)が1.5%高、メガバンク3行が揃って2%超の上昇となるなど売買代金上位の主力銘柄は堅調な値動きが目立ちました。ただ、昨日9%近く上昇した東京電力(9501)が0.8%安、昨日10%以上上昇した村田製作所(6981)が1.7%安と一部には利益確定売りの動きが見られました。材料が出たところでは通期の営業利益予想を従来予想の63億円から88億円に引き上げたドラッグストアのココカラファイン(3098)が2.8%上昇、外資系証券が投資判断を引き上げたシマノ(7309)は6%の大幅上昇となりました。また、足下の株安を受け先日発表した公募増資を中止すると発表した家電販売のノジマ(7419)はストップ高となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】

米国株の大幅反発を受け続伸した日本市場ですが、日経平均が一時上げ幅を100円近くまで縮めるなどまだ一気にリスクオンムードとはなっていません。上海総合指数は昨日まで5日続落し、本日も一時マイナスに転じるなど金融緩和の発表を受けても不安定な動きを続けていることから、中国への不安が根強く残っているようです。今夜の米国市場では4-6月のGDP改定値の発表が行われます。市場予想では速報値の年率換算2.3%増から3.2%増への大幅上方修正が予想されており、仮に市場予想以上の上方修正となれば足下で大きく後退している9月の利上げ開始観測が戻って、円安ドル高方向に作用する可能性もありそうです。

【中国株式市場】
ヒーリングマジックが奏功

  1. 概況

    本日の上海総合指数は153ポイント高(5.3%)の3,083ポイントと5日ぶりに大幅に反発しました(年初来では5%下落の水準)。中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も69ポイント高(3.6%)の1,959ポイントと大幅に反発しました。一方、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で2万1,699ポイントと大幅反発して取引されています。

    中国市場では、中国人民銀行(中央銀行)は本日1,500億元(約2.8億円)を資金供給したことに加え、国務院(内閣に相当)が26日の常務会議で鉄道建設、水利事業などの大型プロジェクト実行加速に向け、手続きの簡素化や官民パートナーシップ方式(PPP)導入による資金問題の解決を図る方針を打ち出したことも好感され、上海総合指数は上昇して始まりました。その後上昇が加速し、一時3,000ポイントを回復する場面もありました。ただ、投資家の戻り売りイントも根強く、一時マイナス圏に沈む場面もありました。引けにかけて、再び買い戻されると上昇が加速し、高値引けとなりました。

    香港市場では、昨日の米国市場の大幅な上昇を受けて、ハンセン指数は上昇して寄り付きました。その後上げ幅を一時縮小する場面もみられたものの、本土市場の引けにかけての大幅反発を眺め買いが優勢となり、堅調推移が続いています。日本時間16時時点で、不動産株指数と商工業株指数の3%超の上昇をはじめ、金融事業株が2%余り上昇したほか、公益事業株も1%超値上がりしています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、中国海洋石油(CNOOC、石油・ガス等、0883)が、昨日引け後に外資系証券のアナリストが投資判断を引き上げたことに加え、アジア時間に原油価格が反発したこと、更に本日引け後発表予定の好決算への期待も高まり、大きく買われ13%超上昇しています。中国石油天然気(ペトロチャイナ、石油・ガス等、0857)や昆侖能源(クンルン・エナジー、石油・ガス等、0135)もつれて値上がりしています。また、中間決算が好業績となった中興通信(ZTE、0763)や、1-9月期決算で純利益が前年比で最大5.3倍となる見通しを明らかにした比亜迪(BDY、1211)なども買いが集まりました。

    一方、中間決算でEPSが市場予想を下回った中国蒙牛乳業(チャイナ・メンニウ、食品、2319)が5%を超える下げとなりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
中国人民銀行による大量の資金供給継続や国務院によるインフラ投資加速計画方針などが支援材料となって上海総合指数が一気に3,000ポイントを明確に上抜けしたことで底入れ感が強まっており、明日は本土市場、香港市場いずれも堅調が続きそうです。なお、明日は中国建設銀行(チャイナ・コンストラクション、商業銀行、0939、予想EPS:0.25元)、中国銀行(バンク・オブ・チャイナ、商業銀行、3988、予想EPS:0.163元)などの決算発表が予定されており、注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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