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「グレートカンパニー」の条件
【第2回】 2015年9月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
リッチ・カールガード,野津智子 [翻訳家]

会社のPCでSNS禁止の会社は業績が悪い?

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『フォーブス』誌発行人を務め、連続起業家でもあるリッチ・カールガードは「成功し続ける企業」の5つの条件を、全米企業への取材から明らかにした。本連載は『グレートカンパニー――優れた経営者が数字よりも大切にしている5つの条件』からそのエッセンスを紹介する。第2回は、社内でSNSを使うこと禁止する会社は業績が悪くなるのか? がテーマだ。

社内でSNS使用禁止の会社は
業績が悪い?

 大したことではないと思う人もいるかもしれないが、フェイスブックやツイッターのようなSNSを禁じるのは、そうしたサイトを社員が仕事のために使うことを経営者サイドが信じていない証拠である。

SASインスティチュートの創業者で会長のジム・グッドナイトは次のように話した。

 「社員がどんなウェブサイトにアクセスしたか、場合によってはそれぞれのサイトにどれくらいの時間アクセスしていたかについては記録をつけている。しかしそれ以外は、そのサイトで何をしていようと、ほとんど記録していない。
 これは、信頼の問題につながる。信頼は、つまり社員に信頼してもらうというのは、働きがいのある職場であるための、おそらく最も重要な要素だ。監視しすぎたら、もはや信頼してもらえなくなるだろう」

ヤフーのCEO、マリッサ・メイヤーが社内で評判のよかった在宅勤務を禁止したことが公になったとき、バージン・グループの創業者リチャード・ブランソンはブログに次のような意見を書いた。

 「ほかの人とうまく仕事をするのに、互いに信頼し合うことは欠かせない。とくに重要なのは、どこにいても、上司の目がなくても、社員は必ず仕事をやり遂げると信頼することだ。わが社では、仕事はしたいところでしてもらっている。オフィスにいようがキッチンにいようが、しっかりやり遂げるだけの気力と知識が社員にあることがわかっているため、安心しているのだ。
ヤフーの社員は、実のところオフィスの外で仕事をしたことがないし、これからも決してないだろう

 ひとことで言えば、信頼が信頼を生むということだ。
 それはつまり、信頼を築く秘訣の一つとして、ブルーカラーもホワイトカラーもすべての従業員を、本来の、自分のことを自分で決められる誇りを持った大人として扱うべきだということである。

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リッチ・カールガード [フォーブス誌発行人]

 

『フォーブス』誌発行人、人気コラムニスト。アントレプレナーとしても数多くの起業を成功させている。ベンチャー投資家。2004年に刊行された『Life2.0』は『ウォールストリート・ジャーナル』紙でビジネス書・ベストセラー・リストに入った。起業家としては『アップサイド』誌や、ガレージ・テクノロジー・パートナーズ社、チャーチル・クラブを共同で創設している。アーンスト&ヤング社のアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。スタンフォード大卒。シリコンバレー在住。

 

野津智子 [翻訳家]

 

獨協大学外国語学部フランス語学科卒業。主な訳書に『リチャード・バンドラーの3日で人生を変える方法』(ダイヤモンド社)、『仕事は楽しいかね?』(きこ書房)、『チームが機能するとはどういうことか』『シンクロニシティ[増補改訂版]』(ともに英治出版)、『夢は、紙に書くと現実になる! 』(PHP研究所)、『外資系キャリアの出世術』『スタンフォード・インプロバイザー』(ともに東洋経済新報社)などがある。


 


「グレートカンパニー」の条件

『フォーブス』誌発行人であり、連続起業家・人気コラムニストでもある著者が、シリコンバレーからウォール街まで全米企業を徹底取材!フェデックス、SAP、ネストラボ、スペシャライズド……本連載では、現代において生き残る「成功し続ける」企業の強さの秘密が明らかにしていきます。コストやサプライチェーンといった「数字」で表すことのできる要素以外の部分にこそ永続企業の競争優位は存在するのです。

「「グレートカンパニー」の条件」

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