株式レポート
9月2日 17時30分
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マネックス証券

日経平均続落も終値では1万8000円の節目は維持 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が70円安の1万8095円と3日続落しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数などの主要指数も続落しています。昨日の米国市場でダウ平均が469ドル安と大幅続落し、ドル円が119円台まで円高が進んだことから日経平均は303円安の1万7861円と1万8000円の節目を割り込んで寄り付きました。ただ、本日の日経平均は寄り付きがほぼ本日の安値となると、一挙に下げ幅を縮めてまもなくプラスに転じました。前場の日経平均はその後は概ねプラス圏で推移すると、前場は143円高で取引を終えました。昼休みの時間帯に朝方は5%近く安かった上海総合指数がプラスに転じたことが好感され、後場寄りから一段高となった日経平均は一時上げ幅が300円を上回るなど堅調に推移しました。ただ、上海総合指数がマイナスに転じたことも悪材料となって日経平均は14時過ぎから徐々に上げ幅を縮めると、14時半頃には再びマイナスに転じました。その後も日経平均は下げ幅を広げましたが、わずかに1万8000円の節目を割り込んだところで反発し、大引けにかけてはやや下げ幅を縮めて取引を終えました。東証33業種のうち上昇は陸運業、医薬品、倉庫運輸関連、空運業の4業種のみでした。やや反発していた原油価格が昨日再び下落したことで、恩恵を受けやすい業種が比較的底堅かった一方で鉱業や石油石炭製品などは3%を超える大幅下落となりました。日経平均の下落率0.4%に対し、TOPIXは0.8%の下落と約2倍の大きさでした。日経平均の下落率が比較的小さかったのは、ともに2%弱の値上がりとなったファーストリテイリング(9983)とファナック(6954)の値がさ2社で日経平均を50円ほど押し上げた影響が大きいためです。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金トップに入ったトヨタ(7203)は0.2%高と3日ぶりに反発しました。売買代金2位のみずほ(8411)、4位の東京電力(9501)も上昇した一方で三菱UFJ(8306)、ソフトバンク(9984)、三井住友(8316)は下落と売買代金上位銘柄はまちまちの値動きでした。材料が出たところでは、外資系証券が投資判断を引き上げた阪急阪神(9042)は5.9%の大幅高となりました。一方、昨日の大引け後に公募増資により約127億円を調達すると発表したバイオベンチャーのそーせいグループ(4565)はストップ安となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
続落した日経平均ですが、直近の安値(8月25日の終値17,806円や26日のザラバ安値17,714円)を割り込まず、1万8000円の節目を保ったことは好材料と言えそうです。ただ、底打ちとなったかどうかはいまだ不透明で、警戒を怠らずにマーケットに臨んでいただきたいと思います。なお、明日と明後日は抗日戦勝記念式典による休日のため、上海市場は休場です。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

【中国株式市場】
上海総合指数が3日続落

  1. 概況

    本日の上海総合指数は6ポイント安(0.2%)の3,160ポイントと小幅に続落しました(年初来で2%安の水準)。中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も34ポイント安(1.8%)の1,855ポイントと続落しました。また、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で232ポイント安の2万0,952ポイントと下落して取引されています。

    中国市場は、昨日引け後に国務院が中小企業の発展促進のため、600億元(約1.1兆円)の中小企業向けのファンドを設立することを決めたことや、政府系の中国証券金融が証券会社50社から1,000億元(約1.9兆円)に上る資金を調達し、A株主要銘柄やETFを買い入れるとの報道(本日日付の上海証券報)などにも拘らず、上海総合指数は4%超続落して始まりました。もっとも、明日の抗日戦勝記念式典を控え、「国家隊」と呼ばれている政府系ファンドからの買いが入り、上げ幅を徐々に縮小し、一時プラス転じる場面もみられました。但し、明日以降の連休を控えた利食い売りも根強く、結局前日比小幅安で取引を終えました。

    香港市場は、昨日の欧米株の大幅下落を受けてハンセン指数は続落して寄り付きました。その後、利益確定売りに押され、一時節目の2万1,000ポイントを割り込む場面もありましたが、中国当局の積極的な株価対策を受けた本土市場の反発が支援材料となり、一時プラス圏へ持ち直しました。但し、中国の経済減速懸念が燻る中で上値は重く、再びマイナス圏に沈んで軟調に推移しています。日本時間16時時点で、金融事業株の1%超の下落をはじめとして公益事業株、不動産株指数や商工業株指数などが軒並み下落しています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、中国人観光客の減少に伴うマカオ景気の悪化懸念から、カジノの銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、ホテル・レストラン、0027)が4%超下落したほか、金沙中国(サンズ・チャイナ、ホテル・レストラン、1928)も1%下落し、2銘柄ともに年初来安値を更新しました。また、匯豐控股(HSBCホールディングス、商業銀行、0005)や交通銀行(バンク・オブ・コミュニケーション、商業銀行、3328)などの銀行株も軟調に推移しています。

    一方で、中国中車(鉄道車両メーカー、1766)は、外資系のアナリストが目標株価を引き下げたにも拘らず、値ごろ感から買われています。また、3日連続で下げた中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、保険、2628)は2%余り反発しています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
明日は抗日戦勝記念式典のため、本土市場と香港市場が共に休場となります。中国経済減速懸念が燻り、投資家心理が悪化する中で、4日に再開する香港市場は本土市場の休場や同日米国時間発表の米8月雇用統計を控えた様子見ムードもあり、薄商いの中で軟調推移となりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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