株式レポート
9月7日 17時26分
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マネックス証券

日経平均反発 今週もメジャーSQ前で激しい値動きが継続か - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が68円高の1万7860円と反発しました。TOPIXやJPX日経400も上昇しましたが、マザーズ指数は0.4%安、東証2部指数は2%近い下落で続落しました。先週末の米国市場でダウ平均が272ドル安と大幅に下落し、ドル円が119円ちょうど程度まで円高に振れたことを受け、日経平均は117円安の1万7674円と続落して寄り付きました。寄り付き後も日経平均は下げ幅を広げると、9時半過ぎには下げ幅を300円超まで拡大し一時1万7500円の節目を割り込む場面が見られました。その後は値ごろ感が出たのか買い戻しが入り、日経平均は10時半前にプラスに転じると上げ幅を200円超まで広げ今度は1万8000円を一時回復しました。結局前場を64円安とマイナスで引けた日経平均ですが、後場寄りからプラスに転じると、その後はマイナスとプラスを行ったり来たりといった方向感に欠ける展開で、結局小幅高で取引を終えました。東証1部の値上がり銘柄数724に対し値下がりが1,060と値下がり銘柄数が多くなりました。また、TOPIXコア30が0.3%の上昇だったのに対し、TOPIXスモールは0.6%の下落と、大型株優勢の1日となりました。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金トップのトヨタ(7203)は1.2%高と堅調でした。売買代金2位のみずほFG(8411)、ソフトバンクグループ(9984)は下落した一方、三菱UFJFG(8306)や三井住友FG(8311)は上昇とまちまちな値動きでした。材料が出たところでは、日経平均への採用が決定されたディー・エヌ・エー(2432)は8.7%高と大きく上昇し、同じく採用が決まった長谷工コーポレーション(1808)も1.6%高と堅調でした。一方、日経平均からの除外が決まった日東紡(3110)は18.6%安、平和不動産(8803)は13.9%安とそれぞれ大きく売られました。また、東芝(6502)は再延期していた決算発表を本日行ったことで上場廃止など最悪のシナリオは回避できるのではとの安心感が広がり、1.8%高と反発しました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は反発しましたが、1日の中で1万7500円割れと1万8000円戻しが実現する荒っぽい値動きとなりました。中国株安の継続や米国の利上げの有無に加え今週はメジャーSQを控えているなど不透明な材料が多いため、不安定な値動きが継続する可能性が高く、注意が必要です。

【中国株式市場】
上海総合指数は4日続落

  1. 概況

    2連休の後再開した本日の上海総合指数は79ポイント安(2.5%)の3,080ポイントと4日続落となり、3,100ポイントを割り込みました(年初来で4.7%安の水準)。一方、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)は38ポイント高(2%)の1,893ポイントと反発しました。この間、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で86ポイント安の2万0754ポイントと下落して取引されています。

    中国市場は、5日に閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、中国人民銀行の周小川総裁が「元相場は安定に向かい、株式市場もおおよそ落ち着いた」「改革を深化するという中国政府の決心に変わりはない」などと主張したこと、また昨夜(9月6日)に中国証券監督管理委員会(証監会、CSRC、日本の金融庁に相当)のスポークスマンが「信用取引のリスクが相当程度低下したほか、投資家の流動性は良好であり、今後市場が異常に変動する場合は中国証券金融が引き続き多様な手段を通じて市場を安定させる」と明言したこと、さらに証監会が株価指数先物取引にサーキットブレーカー制度の導入を検討していることも投資家心理の改善にある程度つながり、上海総合指数は上昇して始まりました。その後一時3,200ポイントを回復する場面もありました。もっとも、利益確定売りに押され、引けにかけて下げ幅を拡大し、結局大幅安で取引を終えました。

    香港市場は、先週末の米国市場の下落に加え、ラッカー・リッチモンド連銀総裁(投票権あり)が早期利上げを支持する考えを示したことで利上げへの警戒感が強まり、ハンセン指数は続落してスタートしました。暫くして本土市場の上昇を眺め、一時2万1000ポイントを回復する場面もみられたものの、利益確定売りに押され、すぐにマイナス圏に沈みました。午後に入って、下げ幅を拡げる展開となりました。日本時間16時時点で、公益事業株は小幅に上昇した一方、金融事業株や、不動産株指数、商工業株指数などが僅かの下落となっています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、先週大きく上昇した百麗国際控股(ベル・インターナショナル・ホールディングス、繊維・アパレル、1880)は利益確定売りが強まり、3%超下落となっています。また、カジノの銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、ホテル・レストラン、0027)も大幅に下げています。

    半面、中国平安保険(ピンアン・インシュアランス、2318)は2%超上昇したほか、交通銀行(バンク・オブ・コミュニケーション、商業銀行、3328)も小幅ながら上げています。また、原油価格がアジア時間で続落したにも拘らず、昆侖能源(クンルン・エナジー、石油・ガス等、0135)や中国石油化工(シノペック、石油・ガス等、0386)などが買われています。さらに、万科企業(不動産開発・管理、2202)は外資系のアナリストが強気判断を継続したことが好感され、1%超値上がりしています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
中国高官の強気発言や証監会の株価対策(株価指数先物取引へのサーキットブレーカー制度導入の検討)などにも拘らず、投資家心理は依然として弱気に傾いていることから、明日は本土市場、香港市場ともに軟調が続きそうです。なお、明日は中国の8月分貿易収支の発表が予定されており、前月からの改善が相場反発のきっかけになるかどうかが注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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