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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

500スタートアップス本格上陸!
背景に日本的雇用環境の崩壊

ジェームス・ライニー 500スタートアップス・ジャパン代表に聞く

週刊ダイヤモンド編集部
2015年9月9日
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日本のアメリカンスクールにも通ったことがあり、今でも流ちょうな日本語を操るライニー代表 Photo by Naoyoshi Goto

 米シリコンバレー生まれのベンチャーキャピタル(VC)、500スタートアップス(以下、500)がいよいよ日本に本格上陸する。

 これまでも日本のスタートアップには投資をし、サポートしてきたが、基本的に米国からの出張ベースだった。これからは日本にオフィスを構え、専任スタッフが日本での投資先を探し、サポートする体制を整える。

 500は、スタートアップに関わる人やVCに身を置く人なら知らない人はいないと言われるほど、世界的なブランド力と、実績を持つVCだ。創業間もないスタートアップに少額投資をし、成功へ向けて起業家たちと共に汗を流す。顧客や投資家、先輩起業家の紹介だけでなく、成功のためのさまざまな情報を起業家に提供する。単なるカネの出し手ではなく、起業家育成のプラットフォームすべてを提供するような存在だと表現できるだろう。

 2010年に立ち上げて以来、投資実績はすでに50カ国1000社以上。楽天が13年9月に2億ドルで買収した動画配信サービス会社のvikiにも投資をしていた。現在、日本ではイベントやセミナーのチケットをオンライン販売し、管理をするサービスを提供するPeatixや、日本のアニメなどの文化を発信するTokyo Otaku Modeなどに投資をしている。

課題はエグジット

 日本オフィスの代表を務めるのはジェームス・ライニー氏。“ビリギャル”(「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」、坪田信貴著)が生まれたストーリー投稿サイト、「STORYS.JP」の創業者だ。DeNAのベンチャーキャピタリストとして活躍していたが、500の日本本格上陸に際して、500の創業者であるデイブ・マクルーア氏から声がかかった。

 14年、日本のスタートアップへの投資は数百億円程度だったが、米国では750億ドルにものぼる。そもそも、日本においてVCの数は米国と比べても少ない。今後、日本でもスタートアップが増加し、それに伴って投資が増えるとみており、それが、500が日本へ本格上陸を決めた最大の理由だ。

 さらに、ライニー氏はここ数年の日本の産業界の変化も影響していると話す。

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