株式レポート
9月8日 17時26分
バックナンバー 著者・コラム紹介
マネックス証券

日経平均433円安と大幅反落で昨年末の終値を割り込む - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が433円安の1万7427円と反落し、2月3日以来約7ヶ月ぶりの安値をつけました。日経平均は昨年末の終値である1万7450円を割り込み、今年になってからの上昇分を打ち消した格好となりました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて下落しました。昨日の米国市場は休場で材料にはならなかったものの、ドイツのDAX指数など欧州の主要株価指数が上昇したこと、寄り付き前に発表された4-6月期のGDP改定値が年率換算マイナス1.2%と速報値のマイナス1.6%から上方修正されたこともあってか、日経平均は81円高の1万7941円と上昇して寄り付きました。寄り付き後の日経平均はわずかに上げ幅を広げたものの、その後は上げ幅を縮小して9時半過ぎにはマイナスに転じました。下げ幅を拡大した日経平均は前場を135円安で終えると、お昼休み時間帯に発表された中国の貿易統計で輸入が前年比13.8%減と前月から大きく鈍化したことが嫌気され、後場寄りから一段安となりました。その後も下げ幅を拡大した日経平均は1万7500円の節目を割り込んで、本日の安値圏で取引を終えました。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金上位13社が全て下落と、主力銘柄が売られました。売買代金トップのトヨタ(7203)は0.6%安と比較的小幅な下げにとどまりましたが、メガバンク3行が揃って1%台の下落、売買代金6位から8位のファーストリテイリング(9983)、東京電力(9501)、野村(8604)が揃って3%超の下落となりました。材料が出たところでは、8月の既存店売上高が前年同月比15.4%の大幅増加となった吉野家ホールディングス(9861)は0.8%高と堅調でした。昨日の大引け後に今期の営業利益予想を従来の139億円から150億円に上方修正したピジョン(7956)ですが、修正後の営業利益予想が市場予想を下回ったことが嫌気され13.1%の大幅安となりました。パイオニア(6773)はドイツのHERE社と自動運転向けに高度化された地図の活用に向けた協議で基本合意したと報じられたことが好感され、8.4%の大幅高となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】

日経平均は大幅反落で今年になってからの上昇を打ち消してしまいました。日経平均の予想PERは14倍割れの割安水準ですが、現在のマーケットにはあまり機能していないようです。マーケットの雰囲気が大きく変わるには、例えば来週の日銀の金融政策決定会合で何らかのメッセージが送られるなど、政策対応が必要なのかもしれません。

【中国株式市場】
上海総合指数が5日ぶりに大幅反発

  1. 概況

    本日の上海総合指数は90ポイント高(2.9%)の3,170ポイントと大幅に反発しました(年初来で1.9%安の水準)。中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も107ポイント高(5.6%)の2,001ポイントと大幅に反発し、節目の2,000ポイントを上回りました。また、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で428ポイント高の2万1012ポイントと大幅に反発して取引されています。

    中国市場では、上海総合指数は下落して始まりましたが、前日引け後に財政部が株式配当対する優遇税制を発表したことや、中国人民銀行がオペで1,500億元を供給したことが好感されたとみられ、暫くしてプラスに転じて3,100ポイントに迫る場面もありました。もっとも、中国の8月分輸出計数が予想比上振れながらもマイナスに留まり、輸入に至っては前年比13.8%減と市場予想を更に下回ったことから、中国内需の弱さを懸念する売りが膨らみました。しかし、心理的な節目である3,000ポイントがサポートとして意識されたほか、冴えない経済指標を受けた政策期待もあり、徐々に買い戻される展開となり、引けにかけて上げが加速しほぼ高値引けとなりました。

    香港市場は、9月入り後に合計で1,000ポイントを超える下げとなったハンセン指数は押し目買いが入り、小幅に上昇して寄り付きました。ただ、中国の8月分輸入の予想比悪化や本土市場の下落などが重石となり、一時2013年7月以来の水準へ下落する場面もありました。もっとも、その後すぐに反発し、は本土市場の反発もあって反発基調となっています。日本時間16時時点で、金融事業株と不動産株指数が2%超上げたほか、商工業株指数と公益事業株も上昇となっています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、新車販売が伸びた長城汽車(自動車メーカー、2333)が12%超急伸しました。また、中国平安保険(ピンアン・インシュアランス、2318)や中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、保険、2628)などの保険株も大きく買われています。値がさの中国移動(チャイナ・モバイル、無線通信サービス、0941)や騰訊(テンセント・ホールディングス、インターネットソフト、0700)などは一時小幅下落したものの、後場には大きく買われ、相場を押し上げました。

【VIEW POINT: 明日への視点】

本日上海総合指数は3,100ポイントを回復して5日ぶりに反発したものの、中国証監会が昨日引け後に発表したサーキットブレーカー制度導入草案を受けて取引が手控えられ出来高が減少した点にも注意が必要で、警戒を怠らずマーケットに臨んでいただきたいと思います。同時に、本日心理的な節目である3,000ポイントを割り込まなかったため底入れ感が強まる可能性もあり、明日の本土市場と香港市場がどこまで続伸できるかが注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

新理論株価で儲かる株
株主優待ベスト130
ふるさと納税ベスト86

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株主優待ベスト130&新理論株価で買う株】
桐谷さん&優待ブロガー&ザイ読者が厳選!
 初心者も安心!株主優待ベスト130
失敗しない優待株の投資のワザ
●「優待+配当」利回りベスト30
少額で買える優待株ベスト30
権利確定月別の優待株ベスト 130
新理論株価まだ買える株68
年末までに駆け込め!ふるさと納税86
 3大カニマップ&寄附額管理シート付き! 
iDeCoつみたてNISAもこれが大事!
 騙されるな!投資信託選び10の落とし穴
●高配当&高成長の米国株ベスト12
地方上場の10倍株&佐川急便の投資判断
別冊付録!つみたてNISA完全ガイド

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング
ZAiオンラインPickUP