株式レポート
9月9日 17時15分
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マネックス証券

日経平均1,343円高と歴代6位の大幅高 今夜はアップルの新製品発表会に注目 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が1,343円高の1万8770円と大幅に反発しました。日経平均の上げ幅は歴代6位の記録です。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。昨日、中国の一段の金融緩和期待などから欧米の主要な株価指数が大幅に上昇したことを受け、日経平均は331円高の1万7758円で寄り付きました。足許のリスクオフの巻き戻しで幅広い銘柄が買われ日経平均は寄り付き後も上げ幅を広げました。上海総合指数が堅調に推移したことも追い風となって、結局前場を988円高と大幅上昇で終えた日経平均は、後場に入るとまもなく上げ幅が1,000円を超えました。日経平均はほとんど押し目をつけるような場面がなく、大引けにかけてもさらに上げ幅を広げて高値引けとなりました。東証1部の値上がり銘柄数は1,877と全体の99%を占める全面高の商状でした。日経平均を構成する225銘柄、JPX日経400を構成する400銘柄はそれぞれ全て上昇しました。昨日大きく売られた医薬品が業種別上昇率トップで8.8%高、2位から4位は保険業、その他金融業、証券商品先物と金融関連業種が並びました。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金上位100銘柄は全て上昇しました。売買代金1位のトヨタ(7203)は6.3%高、2位のみずほFG(8411)が8.1%高など、主力銘柄が稀に見る大幅高となりました。上昇銘柄は枚挙にいとまがないほどで、材料が出た銘柄も材料が出たから上昇したのかそうではないのか不透明なほどですが、富士重工業(7270)は今期の配当を前期から大幅に増やし、株主還元を強化すると報じられたことで9.7%の大幅高となりました。米アップル(AAPL)の新製品発表を今夜に控え、アップル関連銘柄も活況でした。ジャパンディスプレイ(6740)が7.8%高、村田製作所(6981)が9.1%高、フォスター電機(6794)は12%高などとなっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】

昨日の上海総合指数や欧米の株価指数の大幅反発で、日本株は一気にリスクオンモードとなりました。ただ、歴代6位の上げ幅となるような明確な材料が出たかというとそうではなく、やはり日本企業の好業績に照らして足許の株価は売られすぎていたということでしょう。今後も荒っぽい値動きは続きそうで、本格的な底入れとなったかどうかは不透明ですが、日経平均の予想PER14倍の1万7500円を大きくは割り込まずに反発したことで、今後はその水準が株価の底となりやすいという安心感が高まったと言えそうです。 今夜は米国でアップルの新製品発表会が行われます。一部では新型iPhoneの発表やApple TVなどの発表が噂されており、消費者にとって魅力的な商品が発表されるかどうかで今夜の米国市場のセンチメントに大きな影響を与えそうです。

【中国株式市場】
上海総合指数が大幅続伸

  1. 概況

    本日の上海総合指数は72ポイント高(2.3%)の3,243ポイントと大幅に続伸し、3,200ポイントを回復しました(年初来で0.2%高の水準)。中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も70ポイント高(3.5%)の2,071ポイントと大幅に続伸しました。また、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で734ポイント高の2万1993ポイントと大幅に続伸して取引されています。

    中国市場は、中国財政部が前日引け後に、インフラ支出拡大などの財政政策の積極化や地方政府債務の管理統一化などを発表したことが好感され、上海総合指数は大幅に上昇して始まりました。午後には一時3,200ポイントを割り込む局面がありましたが、押し目買いも入り易く、引けにかけては3,200ポイントを再び回復しました。

    香港市場は、昨日の欧米市場の上昇に加え、中国の財政出動計画も好感され、ハンセン指数は大幅に続伸して寄り付きました。その後も堅調推移が続き、2万2000ポイントを回復する場面も度々みられました。日本時間16時時点で、金融事業株と公益事業株が4%超上げたほか、商工業株指数と不動産株指数も3%前後の上昇となっています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、ほぼ全面高となりました。エネルギー関連の中国石油天然気(ペトロチャイナ、石油・ガス等、0857)や中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エネルギー、石油・ガス等、1088)などが大幅に上昇したほか、中国銀行(バンク・オブ・チャイナ、商業銀行、3988)や中国工商銀行(商業銀行、1398)などの銀行株も賑わっています。また、長江基建集団(長江インフラ、インフラ開発・投資、1038)との合併計画が明らかになった電能実業(パワー・アセッツH、電力、0006)や、両社を傘下に抱える長江和記実業(Hutchison Holdings Ltd、不動産管理・開発、0001)も大幅に値上がりしています。さらに、香港中華煤気(ホンコン&チャイナ・ガス、ガス、0003)との統合観測が浮上した恒基兆業地産(ヘンダーソン・ランド・デベロップメント、不動産管理・開発、0012)も大きく買われています。

【VIEW POINT: 明日への視点】

中国政府の積極的な財政政策を背景に、本日上海総合指数は3,200ポイントを一気に回復して続伸したことから、投資家センチメントが改善しているとみられます。こうしたなか、明日の本土市場と香港市場では、センチメント改善を背景とした買いがどこまで続くかが注目されます。なお、明日は中国の8月分消費者物価指数と生産者物価指数の発表が予定されており注目されます。消費者物価が政府の通年の目標である前年比3.0%を大きく下回る中、インフレ指標が市場予想を下回ると追加金融緩和期待が高まり、株価の下支えとなる可能性があります。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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