親がやるべき
2つの新しいこと

 ここでは、2つの新しいことができなければなりません。

 つまり、お母さんが「ダメ」といったら動きを止めることと、自分で動きを止めることを学習しなければならないのです。

 してもらっては困ることを赤ちゃんがしようとしたら、「ダメ」と大声でいい、すべての運動をストップさせます。ストップしたらほめて、C線維カレス系システム(→くわしくは『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』をご参照ください)を働かせて気持ちよくなってもらいます。

 こうして、禁止命令語を学習させましょう。

 さきに、すべての運動や行動は前頭前野が働いて始まるのですが、運動や行動をストップする指令でも前頭前野が働いています。

 第4期(つかまり立ち期)には、このことを学習しなければなりません。なにかを見たり聞いたりしたら、動きを止めることを学習しなければならないのです。

 それが教育、訓練、赤ちゃんから見れば、学習、勉強なのです。