株式レポート
9月16日 17時27分
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マネックス証券

日経平均、米国株高を受け続伸 明日はFOMC発表前のポジション調整の売りに注意 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が145円高の1万8171円と続伸しました。TOPIXやJPX日経400も上昇し3日ぶりに反発しました。一方、個人投資家の売買比率の高い東証2部指数や新興市場のマザーズ指数はそれぞれ3日続落しました。昨日の米国株式市場でダウ平均が228ドル高と大きく上昇したことを受け、日経平均は211円高と大きく上昇して寄り付きました。寄り付き後の日経平均はやや上げ幅を縮めましたが、10時頃から再び上げ幅を広げ一時は265円高まで上昇しました。前場を174円高で終えた日経平均は、後場に入ると上げ幅を縮めました。日経平均の上げ幅は一時70円を下回り、1万8100円を割り込む場面もありましたが、その後大引けにかけてやや持ち直して引けました。業種別にはゴム製品と空運業の2業種が3%を超える上昇となるなど、計18業種が上昇しました。なお、14時に発表された8月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比63.8%増の181.7万人と8月として過去最高を記録しました。中でも中国人の客数は前年同月比133.1%増の59.1万人と顕著な伸びを見せました。

  2. 個別銘柄動向等

    安倍首相の携帯料金引き下げ意向を受け昨日までの2日間で大きく下落していた通信各社のうち、ソフトバンクグループ(9984)、NTT(9432)、NTTドコモ(9437)の3社は揃って反発しました。KDDI(9433)は本日も2.4%安となり、5日続落となりました。続落前の9月9日からの下落率は20%を超えています。また、本日は自動車各社の堅調が目立ちました。トヨタ(7203)が1.9%高、マツダ(7261)や富士重工業(7270)はともに4%近い上昇となっています。訪日外国人客数の発表後、家電販売のラオックス(8202)や調理用家電メーカーの象印マホービン(7965)など、一部のインバウンド関連銘柄は上げ幅を広げました。材料が出たところでは、アフィリエイト広告を展開するファンコミュニケーションズ(2461)は12.8%の下落で東証1部の値下がり率1位となりました。昨日発表した8月の月次売上高が前年同月比14.5%増と好調だったものの、収益の大きな柱である「ターゲティング型アドネットワーク事業」の売上高が減少していたことが嫌気されました。

【VIEW POINT: 明日への視点】

米国株高を受け日本株は上昇しました。訪日外国人客数の順調な伸びが継続していたことで、インバウンド関連銘柄の業績の一定の安心感につながりそうです。明日は、日本時間18日午前3時の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や来週のシルバーウィークの連休を前に、ポジション調整の売りなどが出る可能性があり、注意が必要です。

【中国株式市場】
上海総合指数が大幅反発

  1. 概況

    本日の上海総合指数は147ポイント高(4.9%)の3,152ポイントと大幅反発となりました(年初来で2.6%安の水準)。中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も128ポイント高(7.2%)の1,926ポイントと大幅に反発しました。香港ハンセン指数も日本時間16時時点で522ポイント高の2万1977ポイントと反発して取引されています。

    中国市場では、「場外配資」と呼ばれる当局に認可されていない信用取引の一種の取り締まりへの懸念が残る中、上海総合指数は3,000ポイントを割り込んで続落して始まりました。その後、値ごろ感が意識される買いが入ったものの、積極的な買い材料には乏しく、薄商いの中で、3,000ポイントを挟んだ揉み合う展開となりました。ただ、午前中に国家発展改革委員会が「中央政府が1兆元規模のインフラ投資の資金を回収」との噂を否定し、「回収するのは0.2兆元規模」と少額に訂正したことに加え、午後に入って証券大手の中国国際金融が「株式の中長期底は2,400ポイントにある」とするレポートを発表していたという噂が改めて否定されたことも好感され、押し目買いが優勢となり、引けにかけて一気に3,100ポイントを回復して取引を終えました。なお、昨日引け後に国家発展改革委員会が8つの改革試験区域を設置すると表明しましたが、相場への影響は限定的でした。

    香港市場では、昨晩発表の米国経済指標で、コア小売売上高は市場予想を上回りましたが、NY連銀製造業景況指数や鉱工業生産が市場予想を下回ったことが材料視されて16-17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退したほか、前日の欧米株高の流れも好感され、ハンセン指数は上昇してスタートしました。その後、始値の水準での揉み合いとなったものの、後場には本土市場の反発が好感され、上げが加速しました。日本時間16時時点で、不動産株指数、金融事業株、商工業株指数や公益事業株などが軒並み大幅に上昇しています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、保険、2628)が前日引け後に2015年1-8月の保険料収入を発表、19%増となったことが好感され、2%超続伸しています。また、値がさ株の騰訊(テンセント・ホールディングス、インターネットソフト、0700)も2%余り値上がりしています。自社の動画サイトを通じてSF映画「スター・ウォーズ」シリーズを配信すると発表したことが引き続き買い材料視されたようです。さらに、カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ、ホテル・レストラン、1928)や銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、ホテル・レストラン、0027)なども大きく買われています。

【VIEW POINT: 明日への視点】

本日は幾つかの悪い噂が否定されたほか、心理的な節目である3,000ポイントが再三サポートされ結局大幅に反発したことから底入れ感が強まっており、明日は本土市場、香港市場共に堅調が続きそうです。ただ、不安定な相場が続く中、米FOMCの政策発表を控えていることもあり、利益確定売りに注意が必要です。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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