株式レポート
9月18日 8時6分
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FOMCで利上げ見送りながらダウ平均は反落 日本市場はダウ平均の下げを嫌気して反落か - 市況概況

NYダウ: 16674.74  ▼65.21 (9/17)
NASDAQ: 4893.95  △4.71 (9/17)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は小幅に高安まちまちとなりました。ダウ平均とS&P500株価指数は反落した一方でナスダック総合株価指数は続伸しました。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を午後に控え様子見でスタートしたダウ平均は、FOMCでの利上げ見送りといった結果発表を受けて思惑が交錯するなか上下に大きく乱高下する展開となりました。利上げ見送りを好感してFOMCの結果発表直後に上げ幅を広げたダウ平均ですが、利上げ時期の不透明感が嫌気され直ぐにマイナスに転じると70ドル安余りまで一旦売られました。その後、イエレン議長の会見が始まるとインフレ見通しの低下への言及が目立ち利上げが先送りになるとの見方から再び買いが優勢となり一時は190ドル高余りまで買われました。しかし、イエレン議長が10月のFOMCでの利上げもあり得ると発言したことで引けにかけて再び売りが優勢になると引け間際には100ドル安まで下げる場面もありました。結局ダウ平均は65ドル安の16,674ドルと3日ぶりに反落して取引を終えました。また、S&P500株価指数も5ポイント安の1,990ポイントとなりました。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4ポイント高の4,893ポイントと3日続伸となっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうち1%を超える上昇となった公益事業など4業種が上げました。一方で6業種が下げ、金融と電気通信サービスが1%以上の下落となっています。

  3. 個別銘柄動向

    2016年の利益が2015年から横ばいにとどまるとの見通しを示した通信のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が2%安となったほか、四半期決算が大幅減益だったうえ、利益見通しを引き下げたドラッグストアのライトエイド(RAD)が10%安と急落しました。また、減益決算を発表したオラクル(ORCL)も大幅安となり、CEOが7-9月期のトレーディング収入が前年同期より減ると述べたと伝わったバンク・オブ・アメリカ(BAC)も売られました。一方で同業のオービッツ・ワールドワイドの買収を終えたと発表したネット旅行予約大手の米エクスペディア(EXPE)が大幅高となり、点火スイッチの欠陥問題で米当局と和解金支払いで合意したと伝わった自動車のゼネラル・モーターズ(GM)も小幅高となりました。さらに欧州の通信会社への身売りで合意したと発表したCATVのケーブルビジョン・システムズ(CVC)が急伸しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

米国市場でダウ平均が反落となり、FOMCでの利上げ見送りを受けてドル円が円高に振れていることから本日の日本市場は下落してのスタートが予想されます。大型連休前で積極的な買いが入りにくいなか、底堅さがみられるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】焦点は再び中国に
<ポイント>

◆昨日は、米FOMCが利上げを見送ったことから、米利回りの急低下と共にドルが対円や対欧州通貨で大きく下落したのが特徴的だった。ドル/円は一時119円台へ下落、ユーロ/ドルは1.14ドル台乗せへ上昇した。

◆他方、豪ドル、NZドルやカナダドルもFOMC発表直後は大きく上昇したものの、利上げ見送りでも米株価やコモディティ価格が上昇しなかったことから、すぐに反落しほぼ発表前の水準に戻った。

◆米FOMCでは、GDP成長率、コアPCEデフレータやFF金利の見通しを下方修正した上で、世界景気減速とそのインフレ率への影響の評価にもう少し時間がかかるとして利上げを見送った。Yellen議長は次回10月も含め年内利上げの可能性が高いとしており、筆者も現時点では12月FOMCでの利上げの可能性が引き続き高いとみているが、世界景気や米インフレ動向次第では来年に先送りされるシナリオも意識される状況が続きそうだ。

◆本日は、FOMC後で材料も少なく、Stevens・RBA総裁発言(8:30)、Haldane・BoEチーフエコノミスト発言(20:05)およびカナダ8月コアCPI(21:30)くらいしか予定されていないため、FOMC結果の消化が続きそうだ。ドル/円は、120円前後では押し目買いが入るかもしれないが、利上げ時期が不透明な中で、積極的なドル買いは入りにくそうだ。こうした中、中国株価が大きく下落するようだと、再び119円台もありそうだ。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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