山本耕史に学ぶ ストーカーと呼ばれない快適なしつこさとは?【実践編】ストーカーと呼ばれないアプローチとは?

 女優・堀北真希と俳優・山本耕史の結婚。その意外な組み合わせ以上に世間を騒がせ、多くの人にドン引きという名の衝撃を与えたのは、山本耕史の熱烈すぎるアプローチだ。

 しかし、筆者は世間の反応の方に驚いた。これまで「粘り勝ちは男の特権」「男は粘らないともったいない」と、電話相談でも恋愛コラムでも常に伝えてきた身としては、山本耕史がしつこくした理由も、それを受け入れた堀北真希の気持ちも、普通に納得できたからだ。

「女性心理解説編」では女性心理の面から、なぜ粘った方がいいのかを解説した。「実践編」では具体的にどんな点を注意しながら、しつこく粘るといいのかを提言する。

 あなたをストーカーとは呼ばせない!

心の隙アンテナ

 山本耕史にドン引きという人は、「嫌がっているのにしつこく迫ってくる」状況を想像してのことだろう。確かにそれは誰にとっても不快だ。

 では堀北真希はどうだったのだろう? どうも本気で嫌がっていたとは思えない。山本耕史はそれを見抜いたからこそ、あそこまでしつこくできたのだろう。

 ストーカーと呼ばれるか熱烈求愛になるかの分かれ道。それは、相手が「100%嫌なわけじゃない」と気づけるかどうか。1%の隙を察知するアンテナを持っているかどうかだ。

 と言うと、「そんなの気付けねーよ!」「そんな能力があったら苦労しないわ」と思うかもしれない。もっともだ。これは万人に備わっている能力ではない。

 山本耕史は、SMAPのメンバー以外ほとんど誰にも携帯番号を教えていなかった香取慎吾に猛烈アプローチして、番号をゲットした人物でもある。男にも熱烈なのか……! とビックリしたが、この逸話からも、彼が、簡単に心を開かない人の内側に分け入る情熱と、心の隙を察知できる敏感さを持った人物であることが分かる。

 そして、これは山本耕史じゃなくてもいえることだが、しつこくできる人は、しつこくする先にある幸せを知っている。だから自信を持ってしつこくできる。過去の数々の成功事例が、「傍から見たらストーカー、実際は恋愛の王者」たる山本耕史を作り上げたのだといえよう。