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特集デジタル時代のマーケティング戦略2011
ビジネスモデルの破壊者たち
【第52回】 2009年7月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
瀧口範子 [ジャーナリスト]

本当にマイクロソフト対抗なのか?
グーグル「クロームOS」6つの疑問

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 グーグルがオペレーティングシステム(OS)の開発計画を発表し、アメリカのテクノロジー業界に波風が立っている。

 「クロームOS」という名前のこのOSの詳細は、ほとんど分かっていない。インターネットでは「こんなものらしい」という画像まで出回っていたが、これは偽物だということが後で分かった。グーグルCEO(最高経営責任者)のエリック・シュミットは、「OSはやらない方がいいと思ってきたが、ここへ来て開発者たちの熱心さに負けた」といったような言葉を添えてクロームOSの来年後半のローンチを発表したのだが、クロームOS開発はグーグル内部では実はもう随分前から進められていたものらしい。

 クロームOSとは何かについては、いつもの通りいろいろな予想が行われているので、そのいくつかを拾ってみよう。

 その(1)これはウィンドウズOSでコンピュータ界を牛耳ってきたマイクロソフトへの、真っ正面からの挑戦である。

 グーグルの検索エンジンに対して、先だってついに「Bing」という新検索サイトを発表したマイクロソフト。2社の対決はもはや避けられないものになったというのが、この説の背景にある。当初はこの説が有力だったが、真相は違うのではないかという見方がここ数日は増えている。では、それは何かというと……

 その(2)インターネット上で作動するOSに違いない。

 グーグルは何と言っても「インターネット以降」に生まれた会社だ。検索もインターネット、広告もインターネット、テキスト作成や表計算、そしてメールを行うアプリケーションもすべて「グーグルアップス」としてインターネット上で走らせるものとして開発したではないか。そんなグーグルが今さら、デスクトップやラップトップのハードウェア上で走るようなOSを開発するわけはあるまい。

 その(3)「クローム」という名が語る通り、これはブラウザに統合されるOSだ。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。

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