株式レポート
10月1日 17時15分
バックナンバー 著者・コラム紹介
マネックス証券

日銀の追加金融緩和期待高まり日経平均は大幅続伸 今夜は米国のISM製造業景況指数に注目 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が334円高の1万7722円と大幅に続伸しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。昨日の米国市場でダウ平均が235ドル高と大きく上昇したことや寄り付き前に発表された日銀短観が製造業・非製造業とも概ね堅調な内容だったことを受け、日経平均は91円高と上昇して寄り付きました。日経平均は昨日大幅に上昇した反動からその後上げ幅を縮め、一時は1円高とほぼ横ばいとなりました。その後は小幅高での推移が続きましたが、10時に発表された中国の公式PMIが市場予想をわずかながら上振れたこと、10時45分に発表された財新製造業PMI改定値が速報値から上方修正されたこと、岩田一政元日銀副総裁が日銀の追加金融緩和について言及したことなどが重なり、日経平均は10時半頃から上げ幅を広げると、前場を302円高と前場の高値圏で取引を終えました。またお昼休みの時間帯に安倍首相の経済面のブレーンの1人と目される山本幸三議員からも、日銀の追加金融緩和の必要性についての発言があったと報じられ、日経平均は後場寄りから一段高となりました。日経平均は後場寄り直後に本日の高値をつけると、その後も高値圏で推移しましたが、大引けにかけてやや上げ幅を縮小して引けました。業種別には追加金融緩和への期待からか、不動産業とその他金融業がともに4.5%を超える上昇となりました。精密機器や電気機器、機械、輸送用機器といった円安によるメリットが大きいセクターも上昇率上位となりました。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金上位銘柄は昨日に続いて大きく下落したJT(2914)を除いて概ね堅調でした。トヨタ(7203)が2.6%高となったほか、マツダ(7261)は5.2%の大幅上昇で、ドイツのフォルクスワーゲンの排ガス不正問題が嫌気されて大きく売られた9月24日の前営業日(9月18日)の終値を上回りました。また、不動産各社の上昇も顕著で、三井不動産(8801)が5.1%高、三菱地所(8802)が4.5%高、住友不動産(8830)は6.5%高となるなど大手不動産各社は軒並み大幅高となりました。一方、昨日2016年5月期の第1四半期の決算発表を行ったニュースや雑誌記事のキュレーションアプリを展開するGunosy(6047)は、通期の営業利益予想11億円に対し、第1四半期の営業利益が4700万円にとどまったことが嫌気され、13.2%の大幅安となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】

日銀の追加緩和に言及する発言が続いたことで、早ければ10月の金融政策決定会合で追加緩和が決定されるのではとの期待が高まり、日経平均は大幅高となりました。ただ、本日の上昇はあくまで日銀への期待が高まった結果であり、今回の株価調整の大きな要因の1つである中国経済の鈍化懸念が払拭されたわけではないことから、本格的な底入れとなったかどうかはいまだ不透明です。今夜は米国で日本時間23時にISM製造業景況指数が発表されます。同指数は8月分まで2ヵ月連続して低下しており、本日発表される9月分も50.6と前月の51.1からの低下が予想されています。市場予想からさらに下振れることがあれば、改善と悪化の境目となる50を下回る可能性もあり、そうなれば改めて世界経済の鈍化が意識され、一段の株安を招く可能性もあり、注意が必要でしょう。

【中国株式市場】

国慶節のため、中国本土市場と香港市場共に休場となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】

明日は香港市場は再開します。今晩、欧米市場の上昇が続けば、本日発表された9月分の公式中国製造業PMIは49.8と前月および市場予想(ともに49.7)を小幅に上回ったことも好感され、明日のハンセン指数は上昇してのスタートとなりそうです。ただ、本土市場の休場で薄商いとなりやすい中、明日夜に発表される米国の9月分雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、上値は限定的とみられます。明日の中国本土市場は国慶節のため、引き続き休場(7日まで)となります。

なお、中国人民銀行(中央銀行)は昨日引け後に、住宅購入制限措置を導入していない一線城市(最大規模の都市)の一部を除く都市の居住者が1軒目の自宅を購入する際の個人住宅ローンについて、頭金比率の最低基準を従来の30%から25%に引き下げると発表したことから、万科企業(不動産管理・開発、2202)や中国海外発展(チャイナ・オーバーシ-ズランド、不動産管理・開発、0688)などの中国本土系の不動産株がどこまで買われるかが注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

12月号10月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株で資産倍増計画![2018年版]】
1億円に早く近づく厳選56銘柄を公開
億超え投資家資産倍増の極意
・今後1年の日経平均の高値&安値を大予測
プロが提言! 2018年に日本株を買うべき理由! 
・変化の追い風を先読み! 新デフレ&新興国株
・好業績&割安! 上方修正期待株&成長割安株
・第4次産業革命! 独自技術を持つ部品株
新iPhone上がる株 25
利回りが大幅アップ!「長期優遇あり」の優待株
・今買うべき新興国株投資信託ベスト25
ネット証券のサービスを徹底比較! 
・怖いのは死亡・入院だけじゃない!
「働けない」を 助ける保険! 
iDeCo個人型確定拠出年金老後貧乏脱出!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング