株式レポート
10月6日 7時59分
マネックス証券

米国市場は利上げ観測の後退が引き続き好感され大幅続伸 日本市場も米国株高で続伸か - 市況概況

NYダウ: 16776.43  △304.06 (10/5)
NASDAQ: 4781.26  △73.49 (10/5)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    週明けの米国市場は先週末の冴えない米雇用統計の結果を受けてFRBによる利上げが年明け以降になるとの見方が引き続き相場を支え大幅続伸でした。アジアや欧州の株高の流れを引き継いで取引開始直後から大きく上昇したダウ平均は200ドル高程度まで上昇すると一旦伸び悩む場面もみられましたが、午後に一段高となり上げ幅を広げると取引終盤には330ドル高近くまで買われました。結局ダウ平均は304ドル高の16,776ドルと高値圏で取引を終えました。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は73ポイント高の4,781ポイントと4日続伸となっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は10業種全てが上げました。なかでも資本財・サービスとエネルギーが3%近い上昇となったほか、電気通信サービス、素材、金融も2%を超える上げとなっています。

  3. 個別銘柄動向

    ダウ平均構成銘柄はナイキ(NKE)を除く29銘柄が上げました。なかでも物言うファンドが大株主となったことが明らかになったゼネラル・エレクトリック(GE)に加え、キャタピラー(CAT)が5%を超える上昇となったほか、シスコシステムズ(CSCO)とデュポン(DD)も4%以上上げています。また、2015年ノーベル生理学・医学賞が決まった北里大学特別栄誉教授の大村智氏と米ドリュー大学のウィリアム・キャンベル氏が共同開発した感染症の治療薬を80年代初頭に商品化したメルク(MRK)も2%を超える上昇となっています。ダウ平均構成銘柄以外では創業メンバーの1人であるジャック・ドーシー暫定・最高経営責任者(CEO)が正式なCEOに就任すると発表したツイッター(TWTR)が大幅高となっています。一方でカナディアン・オイル・サンズを買収すると発表したカナダの石油大手サンコー・エナジー(SU)が財務負担を意識した売りで下げています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

本日の日本市場は米国株高を受けて大きく上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか昨日までの4日続伸で1,000円以上上昇していることで利益確定の売りも出やすいとみられる日経平均が、CMEの日経平均先物の終値水準を超えてさらに上値を伸ばすような展開となるかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】RBAは資源高・豪ドル安誘導できるか
<ポイント>

◆昨日は、特段の好材料はなく、むしろ英米の企業景況感は予想以上に悪化したにも拘らず、米利上げ期待の後退を受けた安堵感からか世界的に株高・コモディティ高となる中で、為替市場では、米利回り持ち直しを背景にドルが対円や対欧州通貨で上昇した一方、豪ドルなどコモディティ通貨や新興国通貨が対米ドルで上昇する展開となり、ドルの動きは対先進国通貨と対資源通貨・新興国通貨で正反対となったのが特徴的だった。

◆ドル/円は120円前後から欧米時間にかけて120円台半ばへじり高となり、先週金曜の米雇用統計発表前の水準を上回った。

◆本日は、豪RBA理事会(12:30)、EU財務相会合(16:00)、スイス9月CPI(16:15)、米8月貿易収支(21:30)、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言(22:15)、ドラギECB総裁発言(2:00)、ウィリアムズ・SF連銀総裁発言(翌朝6:30)などが予定されている。

◆中ではRBA理事会が注目で、豪ドルは目先は株高・コモディティ反発に支えられているが、声明文で中国景気減速懸念や過去と比べたコモディティ傾向に言及し今後の利下げの可能性が示唆されるリスクがあり、その場合は上値を抑えられそうだ。

◆ドル/円は米利上げ期待の後退が世界株高とリスクオンの背景にあるならば、いずれ米利回り持ち直しが頭打ちとなりドル/円も上げ渋る展開となるはずだが、目先は株高が続くようだと121円方向へじり高が続くかもしれない。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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