株式レポート
10月8日 8時3分
マネックス証券

米国市場は海外株高を受けて上昇 休場明けの上海市場の動向に注目 - 市況概況

NYダウ: 16912.29  △122.10 (10/7)
NASDAQ: 4791.15  △42.79 (10/7)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は上昇しました。アジアや欧州の株高や原油価格の上昇を好感して170ドル高余りまで買われたダウ平均ですが、原油価格の週間在庫統計が増加したことを嫌気して下落に転じるとダウ平均も失速しマイナスに転じました。しかし、バイオセクターに買い戻しが広がり午後に持ち直すと結局ダウ平均は122ドル高の16,912ドルと4日続伸で取引を終えました。また、15ポイント高の1,995ポイントとなったS&P500株価指数は、一時1,999ポイントまで買われ節目の2,000ポイントにあと一歩まで迫る場面もみられました。さらにハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も42ポイント高の4,791ポイントと反発しています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうち電気通信サービスと公益事業を除く8業種が上げました。そのなかでもヘルスケアと素材、資本財・サービス、エネルギーの4業種が1%を超える上昇となりました。

  3. 個別銘柄動向

    ダウ平均構成銘柄は30銘柄中25銘柄が上げました。なかでもメルク(MRK)が2%を超える上昇となったほか、インテル(INTC)も2%近く上げています。ダウ平均構成銘柄以外では一部事業売却を検討していると発表した鉄鋼のUSスチール(X)や、決算が大幅増益となったビール・ワイン大手のコンステレーション・ブランズ(STZ)が買われました。一方で目標株価の引き下げを受けて小型ビデオカメラのゴープロ(GPRO)が安く、チケット販売会社を買収すると発表したインターネットラジオ局運営のパンドラ(P)が財務負担を懸念した売りから下落しました。さらに決算が市場予想を下回った外食のヤム・ブランズ(YUM)が急落しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

米国市場でダウ平均は120ドルを超す上昇となったものの、日経平均は昨日までの6日続伸で1,400円近く上げていることから利益確定の売りが出やすく上値の重い展開が予想されます。こうしたなか今月1日から昨日まで国慶節で休場となっていた上海市場が休場明けとなることからその動向が注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】欧米のミニッツ・マングローブはタカハト見分けがつくか
<ポイント>

◆昨日はまちまちの動きとなった。原油などコモディティ価格は上昇が一服したが豪ドルやNZドルなどのコモディティ通貨はプラス圏を維持し続伸となった。他方、ドル/円は米中長期債利回りは持ち直しが続いたが、日銀決定会合での追加緩和見送りを受けて120円台から119円台後半へ小幅下落した。

◆なお、今週入り後は弱い米雇用統計を受けた米利上げ期待の後退と資源価格の反発の中で、これまで大きく売り込まれていた新興国通貨の反発が著しい。先週末対比で、ロシアルーブル、インドネシアルピア、マレーシアリンギットは対ドルで各々7.5%、6.1%、4.7%の上昇となっている。個別の好材料が出ている訳ではないが、これだけ大きな反発となると、弱気見通しが後退する可能性が出てくる。

◆本日は、本邦8月経常収支(8:50)、本邦9月景気ウォッチャー調査(14:00)、英BoE金融政策決定・議事要旨(20:00)、ECB議事要旨(20:30)、米新規失業保険申請件数(21:30)、ブラード・セントルイス連銀総裁発言(22:30)、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁発言(2:00)、米FOMC議事要旨(3:00)、カーニー英BoE総裁発言(3:00)、ウィリアムズSF連銀総裁発言(4:30)などが予定されている。

◆ドル/円ではFOMC議事要旨が注目で、弱い米雇用統計前の議論ではあるが、9月FOMC声明文よりもタカ派的で利上げに向けた議論が多く含まれたタカ派的な内容となるリスクがあり、ドル下支え要因となりそうだ。とは言え、今回の議事要旨で年内利上げ期待が強まるとは想定しづらく、ドル/円は119-121円のレンジ相場が続きそうだ。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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