株式レポート
10月8日 17時5分
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日経平均7日ぶりに反落 インバウンド関連銘柄の売りが目立つ 今夜はFOMC議事要旨の発表に注目 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が181円安の1万8141円と7日ぶりに反落しました。TOPIXやJPX日経400など主要指数は総じて値下がりしました。昨日の米国市場でダウ平均は122ドル高と上昇しましたが、日経平均は昨日まで6日続伸で1,400円ほど上昇していたことから利益確定売りが優勢となり、12円安の1万8310円で寄り付きました。日経平均は寄り付き後にわずかにプラスに転じたものの、まもなく再びマイナスに転じました。利益確定売りが一巡したのか、日経平均は9時半頃からはプラスに転じ、一時は上げ幅を80円近くまで広げました。日経平均はその後再び売り優勢となり、まもなく再びマイナスに転じました。日経平均はその後も徐々に下げ幅を広げると、前場を123円安で引けました。日経平均は後場に入っても安値圏で推移し、ほぼ本日の安値圏での大引けとなりました。業種別にはパルプ・紙や海運業など9業種が上昇、空運業や小売業など24業種が下落しました。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金トップのトヨタ(7203)は2円安とほぼ横ばいでした。売買代金上位は軟調な銘柄が目立ちましたが、売買代金2位のソフトバンク(9984)は1.5%高と堅調でした。マツダ(7261)も2.3%高となっています。本日は小売や食品など内需関連業種の弱さが目立ちました。中でも国慶節が終了したことで出尽くし感が出たのかインバウンド関連銘柄が大きく売られました。ビジネスホテル運営の共立メンテナンス(9616)が5.9%安、ビックカメラ(3048)が4.8%安、三越伊勢丹ホールディングス(3099)が4.7%安、ドンキホーテ(7532)が6.4%安などとなっています。また、ドラッグストアも軒並み売られ、マツモトキヨシ(3088)が4.6%安、ツルハホールディングス(3391)が4.9%安、サンドラッグ(9989)が5.1%安となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は利益確定売りが進み、7日ぶりに反落しました。日本時間の今夜午前3時に、9月に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されます。低調だった9月の雇用統計の発表前に議論された内容であることから、仮に利上げについて積極的な議論がされていたとしても、再び早期利上げ観測が高まる可能性は限定的だと思われます。ただ、足下までダウ平均は4日続伸しており、利益確定売りの材料にされる可能性がありそうです。

【中国株式市場】
上海総合指数が大幅上昇で再開

  1. 概況

    10月1日以降の休場明けとなる本日の上海総合指数は前日比90ポイント高(3.0%)の3,143ポイントと大幅に上昇して再開しました(年初来で2.8%安の水準)。また、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)は107ポイント高(5.2%)の2,190ポイントと大幅反発して再開となりました。一方、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で241ポイント安の2万2273ポイントと反落して取引されています。

    中国市場では、9月30日引け後に中国人民銀行(中央銀行)が住宅ローン規制緩和策を発表したことや、10月1日発表の中国の9月分公式製造業PMIが市場予想を小幅に上回ったことなどが好感され、連休明けの上海総合指数は大幅に上昇し、3,100ポイントに乗せて寄り付きました。また、中国政府による景気対策や金融緩和への期待感が高まるほか、中国・中医科学院の屠氏のノーベル生理学・医学賞受賞を受けて医薬関連株に連想買いも膨らみ、ほぼ全面高の展開となりました。

    香港市場では、欧米株高を受けてハンセン指数は買いが先行となったものの、昨日は1カ月半ぶりの高値で引けていたことから、買い一巡後は利益確定売りが広がりました。本土市場の大幅上昇が一定のサポートとなりましたが、好感するムードはやや限られ、安値圏での推移が続いています。日本時間16時時点で、公益事業株は小幅に上昇した一方、商工業株指数や、不動産株指数、金融事業株などが軒並み下落しています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、昨晩の原油価格の反落を受けて、中国海洋石油(CNOOC、石油・ガス等、0883)をはじめ、中国石油天然気(ペトロチャイナ、石油・ガス等、0857)や中国石油化工(シノペック、石油・ガス等、0386)などが軒並み大幅に反落し、相場を押し下げました。また、連日上昇してきた中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、保険、2628)や中国太保(保険、2601)などの保険株も利食いとみられる売りが膨らみ、それぞれ2%超下げています。

    一方、国慶節連休中にあたる1-6日にマカオ域内へ入境した中国本土からの観光客が前年同期に比べ約6%増加したことが好感され、カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ、ホテル・レストラン、1928)と銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、ホテル・レストラン、0027)が共に3%超上昇しています。また、ディフェンシブとされる電能実業(パワー・アセッツ・ホールディング、電力、0006)や中電控股(CLPホールディングス、電力、0002)などが小幅ながら上げています。

【VIEW POINT: 明日への視点】

国慶節連休中の複数の好材料を受けて、投資家心理がある程度改善しており、明日も本土市場は堅調が続きそうですが、本日3%近く上げただけに利益確定売りに押される可能性も要注意です。他方、ハンセン指数は原油価格や米国市場の動きを睨みながらのスタートとなりそうですが、積極的な買い材料を欠くなか、上値は限定的とみられます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

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(マネックス証券)


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