株式レポート
10月14日 17時10分
バックナンバー 著者・コラム紹介
マネックス証券

日経平均リスクオフムードで大幅安 今夜は米国の小売売上高の発表に注目 - 市況概況

  1. 概況

    本日の日本株式市場は日経平均が343円安の1万7891円と大幅に続落しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて下落しました。昨日の米国市場でダウ平均が8日ぶりに反落したことを受け、売り先行となった日経平均は128円安の1万8106円で寄り付きました。昨日発表された中国の貿易統計で輸入が市場予想以上の減少となったことを受け再び中国の景気減速が意識されリスクオフムードが高まったのか、日経平均は寄り付き後も下げ幅を広げました。日経平均はまもなく1万8000円の節目を割り込むとその後も目立って反発することなく推移し、10時半に発表された中国の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことへの反応は限定的でした。日経平均は結局前場を363円安で引けました。売られすぎとの思惑が働いたのか、日経平均は後場寄りからやや値を戻しましたが1万8000円台回復はならず、反発が限定的にとどまると14時頃から再び下げ幅を広げ、日経平均の下げ幅は一時400円を超えました。日経平均は引けにかけてやや値を戻したものの、安値圏での大引けとなりました。

  2. 個別銘柄動向等

    東証1部の売買代金上位の主力銘柄で上昇したのは1.1%高だったファーストリテイリング(9983)のみでした。昨日まで4日続落で、株価は16%以上値下がりしていたことから、見直し買いが入ったようです。その他はトヨタ(7203)が1.8%安、メガバンク3行が揃って2%~3%台の大幅安となるなど、軟調な値動きが目立ちました。東証1部の売買代金5位に入って31.5%の大幅下落となったのが三井住友建設(1821)でした。同社が横浜市のマンションを虚偽データに基づいて建築したと報じられ、信用悪化による今後の業績悪化が懸念され、ストップ安となりました。また、同マンションを販売したとされる三井不動産(8801)も3%近い下落となっています。その他に材料が出たところでは、デジタルカメラの販売不振などから4-9月期の営業利益が前年同期比27%減となったと報じられたニコン(7731)は、5.3%安と大きく売られました。一方、昨日の大引け後に発表された3-8月期の決算で営業利益が前年同期比29.5%増と堅調だった東宝(9602)は3.9%高と買われました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
再び中国の景気減速懸念が高まり、日経平均は大幅安となりました。本日は米国で9月の小売売上高が発表されます。米国景気の牽引役である個人消費が堅調に推移しているのか注目されます。また、本日はバンク・オブ・アメリカ(BAC)やウェルズ・ファーゴ(WFC)、ネットフリックス(NFLX)などの米国企業が決算発表を行います。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)

【中国株式市場】
上海総合指数が小幅反落

  1. 概況

    本日の上海総合指数は前日比30ポイント安(0.9%)の3,262ポイントと小幅に反落しました(年初来で0.9%高の水準)。また、中国の創業板指数(日本のマザーズ市場に相当)も37ポイント安(1.6%)の2,305ポイントと反落しました。一方、香港ハンセン指数は日本時間16時時点で154ポイント安の2万2445ポイントと続落して取引されています。

    本日の中国市場は、強弱材料が混じる中、神経質な展開となりました。午前中に発表された生産者物価指数(PPI)が前年比5.9%低下し、43カ月連続の前年割れとなったほか、消費者物価指数(CPI)が前年比1.6%上昇と市場予想の1.8%上昇に届かず、前月より0.4%ポイント低下したことが嫌気されたことに加え、前日まで5営業日続伸したこともあり、上海総合指数は利益確定売り優勢でスタートしました。ただ、今月26-29日に中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開幕し、第13次5カ年計画(2016-20年)の策定に向けて議論する見通しであることから、新計画から恩恵を受けると期待されるインフラ建設関連銘柄に買いが集まり、一時3,300ポイントを回復する場面もみられました。ただ、引けにかけては売りが優勢となり、結局3,300ポイントを維持できず6営業日ぶりの下落となりました。

    香港市場では、昨日米国株が軟調だったことに加え、今朝発表の中国の9月分物価指数の冴えない結果も嫌気され、ハンセン指数は大幅に下落して始まりました。その後、本土市場のプラス転が支援材料となり、一時下げ幅を縮め、2万2576ポイントの高値をつけたものの、買いが続かず、安値圏での推移が続いています。日本時間16時時点で、金融事業株が1%超下落したのをはじめ、公益事業株、商工業株指数や不動産株指数なども小幅ながら下落しています。

  2. 個別銘柄動向等

    香港市場では、中国人寿保険(チャイナライフインシュアランス、保険、2628)や友邦保険控股(AIAグループ、保険、1299)などの保険株が1%前後下げたほか、中国工商銀行(商業銀行、1398)や中国建設銀行(チャイナ・コンストラクション、商業銀行、0939)も小幅ながら下落するなど、主要の金融株が軒並み軟調に推移しています。また、中国系の不動産もそろって下落しています。なかでも、華潤置地(チャイナ・リソーシズランド、不動産管理・開発、1109)が2%超下げたほか、中国海外発展(チャイナ・オーバーシ-ズランド、不動産管理・開発、0688)も2%近く値下がりしています。

    一方、香港系不動産デベロッパーの新世界発展(ニューワールド・デベロッフ、不動産管理・開発、0017)、恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ、不動産管理・開発、0101)及び恒基兆業地産(ヘンダーソン・ランド・デベロップメント、不動産管理・開発、0012)はそろって1%超上昇しました。米国の利上げが来春に先送りされるとの見方が強まり、米国に連動(ペッグ)させている香港の住宅ローン金利引き上げが遠のくとの思惑から買われたようです。

【VIEW POINT: 明日への視点】

昨日発表の中国の9月分輸入の悪化や本日発表の物価指数の低迷を受けて経済減速懸念が再び燻るものの、デフレ圧力払しょくのための追加金融緩和や26-29日開催の5中全会での政策計画に対する期待が引き続きある程度下支えとなりそうで、明日の本土市場と香港市場は共に下値の限られた展開が続きそうです。また、香港市場では、明日は銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント、ホテル・レストラン、0027)の7-9月期決算発表が予定されており、市場予想の売上高123.05億香港ドルを超えるかが注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

新理論株価で儲かる株
株主優待ベスト130
ふるさと納税ベスト86

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株主優待ベスト130&新理論株価で買う株】
桐谷さん&優待ブロガー&ザイ読者が厳選!
 初心者も安心!株主優待ベスト130
失敗しない優待株の投資のワザ
●「優待+配当」利回りベスト30
少額で買える優待株ベスト30
権利確定月別の優待株ベスト 130
新理論株価まだ買える株68
年末までに駆け込め!ふるさと納税86
 3大カニマップ&寄附額管理シート付き! 
iDeCoつみたてNISAもこれが大事!
 騙されるな!投資信託選び10の落とし穴
●高配当&高成長の米国株ベスト12
地方上場の10倍株&佐川急便の投資判断
別冊付録!つみたてNISA完全ガイド

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング
ZAiオンラインPickUP