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10月15日 8時5分
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米国市場は小売り株を中心に売りが広がり下落 日本市場は円高もあり続落か - 市況概況

NYダウ: 16924.75  ▼157.14 (10/14)
NASDAQ: 4782.85  ▼13.76 (10/14)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

  1. 概況

    米国市場は業績見通しを引き下げたウォルマート・ストアーズ(WMT)の急落や、冴えない米小売売上高を受けて小売り株を中心に売りが広がり続落となりました。取引開始直後には小幅に上昇する場面もみられたダウ平均ですが、直ぐに下落に転じると節目の17,000ドルを割り込んで下げ幅を広げる展開となりました。130ドル安近くまで売られると一旦下げ渋り17,000ドルを回復する場面もありましたが、午後に再び下げ幅を広げるとドル高の悪影響について言及したベージュブックの発表を受けて取引終盤には190ドル安余りまで下落しました。ダウ平均は引けにかけてやや持ち直したものの結局157ドル安の16,924ドルと節目の17,000ドルを5日ぶりに割り込んで取引を終えました。また、S&P500株価指数も9ポイント安の1,994ポイントとこちらも節目の2,000ポイントを5日ぶりに割り込んでいます。さらにハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は13ポイント安の4,782ポイントとなっています。

  2. 業種別動向

    業種別S&P500株価指数は全10業種のうちエネルギーと素材を除く8業種が下げました。なかでも生活必需品、一般消費財・サービス、資本財・サービスの3業種が1%を超える下落となったほか、金融も1%近い下げとなっています。

  3. 個別銘柄動向

    ドル高による影響が想定以上だとして、2016年1月期通期の売上高見通しを引き下げたうえ、来年度の1株利益が減少するとの見方を示したウォルマート・ストアーズが10%安となり、ダウ平均を1銘柄で40ドル余り押し下げました。また、他の小売り株にも売りが広がりターゲット(TGT)やホーム・デポ(HD)も下げています。さらに前日の取引終了後に発表した決算で1株利益が市場予想に届かなかったJPモルガン・チェース(JPM)や、増益ながら四半期決算で利ざやが縮小したウェルズ・ファーゴ(WFC)も下落しました。一方で訴訟関連費用が大幅に減り最終損益が黒字に転換したバンク・オブ・アメリカ(BAC)が堅調で、大幅増益の決算を発表したデルタ航空(DAL)も買われました。そのほか身売りを検討しているとの報道が出た半導体のサンディスク(SNDK)が急伸し、前日の取引終了後に発表した決算で1株利益が市場予想を上回りながら時間外で売られたインテル(INTC)も上昇しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】

米国市場が続落となったことに加え、ドル円が118円台を付け円高に振れていることから本日の日本市場は下落してのスタートが予想さえます。昨日の日経平均は想定以上に下げ幅を広げる展開となったものの、一目均衡表の基準線にサポートされ下げ止まったようにみえます。本日はそうした明確なサポートが見当らないなかで下げ渋る展開となるのかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)

【為替・金利等】レンジ下限を試す
<ポイント>

◆昨日は、小売売上高など米経済指標の予想比大幅下振れに加えて、米地区連銀報告でも景気認識がやや下方修正されたことを受けて、米中長期債利回りの大幅低下と共にドルが対主要通貨だけでなく対新興国通貨でも大きく下落したのが特徴的だった。

◆ドル/円は米経済指標発表後に119円台前半へ軟化した後、米地区連銀報告発表後に119円丁度を割り込み一時118.63円の安値をつけた。但し円は対その他通貨では上昇していない。

◆本日は、豪9月雇用統計(10:30)、ノボトニー・オーストリア中銀総裁発言(16:00)、米新規失業保険申請件数、米10月NY連銀製造業景況指数および米9月コアCPI(いずれも21:30)、米10月フィラデルフィア連銀製造業サーベイ(23:00)、ブラード・セントルイス連銀総裁発言、ダドリーNY連銀総裁発言(いずれも23:30)、メスター・クリーブランド連銀総裁発言(翌朝5:30)、NZ3QCPI(翌朝6:45)などが予定されている。

◆ドル/円は9月後半以降の119-121円のレンジをやや下割れしている中、NYとフィラデルフィアの製造業景況指数や米コアCPIが市場予想を下回るようだと、米国の年内利上げ開始期待が更に後退し、レンジ下限となる9月4日の安値である118.61円を下回ると、8月24日の116.18円が視野に入り市場センチメントが円高方向に振れ易くなるリスクが高まる。

◆豪ドルは、RBA政策金利と連動性が高い豪失業率が注目で、予想外に上昇すれば豪ドル安トレンドが強まる一方、予想外に低下すれば利下げ期待が後退し、豪ドルが下支えされそうだ。

(マネックス証券 シニア・ストラテジスト 山本 雅文)

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(マネックス証券)


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