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コモディティ化が進む受験産業の中で 際立つ不易と進化

代々木ゼミナール

コモディティ化が進む受験産業の中で
際立つ不易と進化

著者・コラム紹介
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大学全入時代に突入している。18歳人口が減少し、大学・短大の受験者数は、1992年のピーク時に比べて4割減っている(文部科学省「学校基本調査」調べ)。予備校や塾の業界再編も急ピッチで進んでいるが、その中で代々木ゼミナールは、校舎の集約をはじめ、進学塾SAPIXのグループ化など、時代のニーズに対応して大胆な改革を推し進めてきた。1957年に創立した老舗予備校として、“日日是決戦”“親身の指導”という建学の精神を大切にしながら、ポジティブに進化する代々木ゼミナール。その行方と戦略をサピックス・代ゼミグループの髙宮敏郎共同代表に聞いた。

髙宮敏郎
学校法人高宮学園
サピックス・代ゼミグループ共同代表

 代々木ゼミナールといえば、”講師の代ゼミ”と呼ばれるにふさわしく、個性あふれる講師陣を多数そろえていることで知られている。また、建学の精神でもある”ゼミナール形式”にこだわり、一人一人に目が届く生徒主体の授業展開にも定評がある。

 「“講師の代ゼミ” “ゼミナール形式”、その部分は不易でありつつ、時代のニーズに合わせて個別対応を充実させ、大学入試改革にいち早く対応するなど、
柔軟にチャレンジしていくのが代ゼミの強みだと考えています」。そう語るのは、サピックス・代ゼミグループ髙宮敏郎共同代表である。

 代々木ゼミナールの創立は1957年。人気講師をそろえて予備校の魅力を創造し、業界に先駆けて通信衛星授業を開始するなど、受験産業の先頭を走り続けてきた。少子化による市場縮小を受けて、これまで全国に拡大展開してきた校舎の集約を大胆に実施。また難関中高受験塾として有名なSAPIX小学部・中学部をそれぞれグループ化、少人数制対話型授業で東大・京大・医学部・難関大学の現役合格を狙うY‐SAPIXを開設した。代々木ゼミナールは大学受験までを見据えた「総合教育機関」として時代のニーズに応じて進化を続けている。

 「情報技術の発達に伴い映像授業への参入障壁が下がり、コモディティ化が進む受験産業の中で、代ゼミが差別化できるのは、講師と授業の質です。私たちが考える質の高い講師とは、学問的な面白さを伝えられ、伸びるポイントを的確にアドバイスし、生徒のやる気をかき立てられる講師。ですからVOD(※)方式による映像授業も、生徒の表情を見ながら講義をする臨場感のあるライブが原則なのです」(髙宮共同代表)。

※VOD=ビデオ・オン・デマンド

 

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